JリーグYBCルヴァンカップでは9日、プレーオフラウンド第2戦のV・ファーレン長崎vsアルビレックス新潟が行われた。
5日に行われた第1戦にて1-2で敗れていたJ2の長崎は、巻き返しがかかる第2戦に向けてエジガル・ジュニオやマルコス・ギリェルメ、加藤大ら、優位を保ちたいJ1の新潟は鈴木孝司や谷口海斗、小見洋太らを先発起用した。
試合の前半は新潟がボールをキープしながらも長崎が素早い攻撃からチャンスを作っていく。11分にはマテウス・ジェズスがボックス手前からシュートを浴びせたが右ポストに嫌われる。
対する新潟は35分に長倉幹樹のクロスに鈴木が反応。ボックス中央から右足で合わせたが長崎DFのブロックに遭う。
雨足が強くなった後半、50分には左サイドからクロスが上がった流れからボックス中央の笠柳翼がシュートを繰り出したがGK阿部航斗に阻まれる。
攻勢を続ける長崎は71分、ボックス右でボールを持った加藤がグラウンダーのクロスを供給。E・ジュニオが右足を伸ばしてゴールに押し込んだ。
2戦合計スコアが同点となった直後、長崎はE・ジュニオと笠柳に代えてフアンマ・デルガドと松澤海斗を投入。対する新潟も小見に代えて松田詠太郎を送り出す。長崎は77分に味方のシュートのこぼれ球をM・ギリェルメが押し込んだがオフサイドの旗が上がる。
すると80分、新潟の波状攻撃から長崎陣内中央右付近でボールを持った秋山裕紀が右足で精度の高いクロスを供給。頭で合わせた長倉がネットを揺らして2戦合計スコアで再びリードする。長倉にとっては第1戦に続く2戦連続の得点となった。
そして、試合は1-1のまま終了。この結果、2戦合計3-2で上回った新潟が2015年以来9年ぶりのルヴァン杯ベスト8進出を果たした。
■試合結果
新潟 1-1(2戦合計:3-2) 長崎
■得点者
新潟:長倉幹樹(80分)
長崎:エジガル・ジュニオ(71分)


