20200819_Urawa_Hiroshima(C)J.LEAGUE

【動画】浦和が得たPKは妥当だったか。明確な答えが出ない困難なジャッジ、もしVARがあっても判定は覆らない?

■スロー映像でも微妙なファウル

番組には、Jリーグの原博実副理事長、Jリーグウォッチャーの平畠啓史さんに加え、JFA審判インストラクターの小幡真一郎氏が登場。桑原学さんMCのもと、SNSで反応が多かったシーンをピックアップして議論を行った。

第10節で話題となったのが、浦和vs広島の4分の場面。浦和のカウンターからボックス内に走り込んだMF汰木康也に対してMFハイネルがスライディングで対処したところ、汰木は倒れ、笛が鳴ってPKのジャッジが下される。結果的にこのPKから決勝点が生まれたが、ハイネルの足が汰木にかかっていたかは判断が困難なものとなっていた。

リプレイを確認した平畠さんは「分からないです(笑)。これ、(接触があるか)微妙ですよね。本当に分からない」と率直に意見を述べる。番組ではスロー映像を駆使しながら該当の場面を繰り返しチェックするが、原副理事長もなかなか明確な判断が出せないことを認めた。

「難しいね、本当に難しい。ハイライトでまず見た時、『あれ?』って思って何度も見返した。もし当たってるとすれば、最後に汰木の踏ん張った右足の辺りに、スライディングのハイネルの最後の何かがちょっと当たってるのかな、みたいな感じにしか見えない。だけど、確かにこういう感じってよく『当たってるね』となりそうな角度ではある。ただ、ハイネルは確かに止まってるのは止まってる」

また、このプレーの瞬間に主審はハイネルの背後に位置しており、接触したと思われる箇所がどうなっていたかを目視することは限りなく不可能となっていた。原副理事長はレフェリーの目線で「『あ、どこか当たってる』というふうに見えた」のではないかと推測した一方、「ハイネルのリアクションを見ても『当たってないよ!』という感じにも見える」とも主張し、結論を出すには至らない。

では、接触したと思われる瞬間が主審の角度から明確に見えなかった場合はどう判断をしていくのか。小幡氏は、該当のコンタクトの後の身体の動きから逆算していく方法もあると説明した。

「レフェリーとしては、ステップのリズムであったり、その方向であったり、足のつき方であったりという結果も参考にして見ています。タックルした右足が当たっていないのは分かる。残っている左脚をどう畳んでいるか、あるいは接触しないようにしているか、あるいは流れていって当たっていないかというのを見ないといけなくなるんです」

今回のケースでは、具体的に以下のように判断できるという。

「左脚の膝ぐらいがFWの選手の足首ぐらいに当たって、結果的に右脚が流れて、足首の外側から地面についてるというふうに見る。ただ、残念ながらレフェリーからは右脚をどの程度残しているかが見えない。ステップのリズム、走ってきた『タタタッ』というところがリズムが変わっているのと、右足のつき方が少し内側に倒されているというのを見ると、『ああ、接触があった』というふうに確信はするのではないですかね」

■PKであれば警告も必要

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とはいえ、今回取り上げた場面はスローで映像を確認しても明確な答えが得られないほど微妙なもの。今シーズンのJ1では見送られたビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が導入されていたとしても、「明らかな間違い」ではないために介入しないだろうとの見解を小幡氏は示している。

「(VARは)おそらくレフェリーの判断を尊重するでしょうね。レフェリーがどこ(守備選手の部位)がどこ(攻撃選手の部位)に当たったと(VARに)言うと思う。(VARが映像を確認したとしてもその報告が間違いであると明確には示せないため)介入はしないと思います」

一方で、小幡氏は「レフェリーの判断を尊重しますが、あの場面をDOGSO(決定的な得点の機会の阻止=退場の基準)と考えるかどうかは、また違う話になるかもしれません」と、別の問題を挙げた。

「コントロールをしてシュートが打てるのであればDOGSOで、(守備の選手も)ボールに行っているので、(レッドカードから)一段下がって警告が出されるべきではないかなとは思います」

DOGSOについては、4要件(「プレーの方向」、「反則とゴールとの距離」、「守備側競技者の位置と数」、「ボールをキープできる、あるいはコントロールできる可能性」)を満たすものが退場になることが定められているが、「ボールにチャレンジしている場合」はSPA(相手の大きなチャンスとなる攻撃の阻止=警告の基準)として扱われる可能性もあると定義。

原副理事長は「もしPKでイエローカードまで出たら、広島は多分もっと『えっ?』ってなっちゃう。現場の感じで言うと、そこでまとめたなというふうには思うけど、本当に難しいね」と口にしたが、小幡氏はレフェリーへの敬意を強調しながらも今回の場面では「ノーファウル」か「PK+イエローカード」のどちらかが妥当だったと結論付けている。

今回のジャッジリプレイでは、このほかにもFC東京vs名古屋グランパスの50分にFC東京GK波多野豪がファウルしたシーン、J2リーグ第11節の25分に岡山DFチェ・ジョンウォンが退場になったシーンもピックアップ。いずれもカードの基準について議論されている。

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