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明治安田生命J1リーグ

圧倒的なスプリント。横浜FM・前田大然はチームのために、自分のために走る/インタビュー

16:45 JST 2021/05/14
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【Jリーグ(J1)インタビュー】『DAZN(ダゾーン)』の「J1プレビューショー」。明治安田生命J1リーグ第14節に向けては、「DAZN RIVAL WEEKS」として鹿島アントラーズvs横浜F・マリノスの“オリジナル10対決”をフィーチャーする。

 各節の見どころを監督や選手の声を通して伝える『DAZN(ダゾーン)』の「J1プレビューショー」。明治安田生命J1リーグ第14節に向けては、「DAZN RIVAL WEEKS」として鹿島アントラーズvs横浜F・マリノスの“オリジナル10対決”をフィーチャーする。

 アウェイ・カシマスタジアムに乗り込む横浜FMは、開幕戦で川崎フロンターレに苦杯を喫したものの、その後11戦負けなしで3位につけている。「全員攻撃全員守備」といった今季の横浜FMの特長的なスタイルを体現しているストライカー・前田大然。“オリ10”のライバルとの対戦を前に話を聞いた。(構成=吉村美千代/Goal編集部)

■チームの特長と自身の特長

――今季ここまで8得点を挙げられています。

僕自身もそうですしチームも本当にいい状態で来ています。

――調子の良さの要因はどこにあると捉えていますか?

F・マリノスらしいサッカー、全員で攻撃して全員で守備をする、ハードワークするサッカーをできている。そこが好調の要因だと思います。

――その特徴的なサッカーは、前田選手の前線からのプレスがスイッチになっている印象があります。

自分がスイッチ役だと思っています。僕が行くと後ろも全員が連動して来てくれます。僕もほかの選手もお互いを信じて全員でプレーしていますね。

―― Jリーグのデータで「スプリント回数ランキング」(※)がありますが、5月9日時点ではベスト10のうち7回まで前田選手が占めています。このことはご存じですか?

知っています。いろんな人やサポーターからしょっちゅう言われています。勝手に耳に入ってくる感じです。

※スプリント回数:時速24km以上で1秒以上走った回数

――その特長はチームのスタイルからもたらされているのか、あるいは自分の個性によるものか、どちらだと考えてらっしゃいますか?

走るのが幼少期から好きだったんです。足も速かったし。そういったところから来ているんだと思います。

――そんなご自身の特長を活かすきっかけは? 指導者の方から「ここを伸ばせ」と言われたような。

きっかけは、高2の時に「チームのために走る」大切さを監督(山梨学院高・吉永一明監督/当時)から指導いただきました。そこが本当に大きなきっかけだったと思います。

――今は名門・横浜FMでプレーされています。その特長を際立たせるために特別なトレーニング等はしていらっしゃいますか?

トレーニングはまったくしてないです。

――チームのトレーニングのみですか?

普段のF・マリノスのトレーニングだけです。そのトレーニングの中で「一生懸命やる」ということ自分の中で意識しています。僕自身、うまい選手ではないので、チームのために自分のために走らないといけないっていう思いでやっています。そこが本当に大きいのだと思います。

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■国際経験での気付き

――少し過去のお話を聞かせてください。山梨学院高から松本山雅、水戸ホーリーホック、松本を経て、2019年にはポルトガルのマリティモに移籍されました。サッカー面での違いは感じられましたか?

そうですね、海外の選手の身体能力は日本とすごい差があるということは感じました。フィジカルの強さだったり、スピードといったところです。

――ご自身の特長、足の速さは生かし切れない部分があった?

そこは生かし切れましたね。

――フィジカルの差がありながら生かし切れた理由はどこにあったのでしょう?

体を当てられても倒れなかったり、スピードで勝つこともありました。でも、日本人にはない、何て言うんでしょうか、“ついてくる”っていう感覚がありました。相手と体が当たったとき自分は倒れないんですけど、ちょっと痛い、当たったら痛い、といった感覚です。日本では感じられないものでした。

――そのご経験は今に活きていますか?

活きているか活きていないかは分からないですけど、僕のサッカー人生では本当に大事な経験だったと思います。

――プレー面だけではなく?

プレー面だけではなく、「人として」っていうところも大きく成長したと思います。

――一番どこが成長されたと思われますか?

どこですかね? 海外では、公私ともにあまりにもすごくいろいろあったので、「何でも耐えられる」「そんなちょっとのことじゃ気にしないよ」みたいな感じに、メンタルも強くなりましたね。

■まずはしっかりチームで

――国際経験という点から代表活動についてもお聞かせください。日本代表はつねに視野に入れていらっしゃいますか?

サッカーをやっている以上、そこは目指しています。でも、まずはチームで結果を残すことを最大の目標にしています。その先に、オリンピックや日本代表があると思っています。

もちろん、先のことを言うのは大事なんですけど、今は、「まずはしっかりチームで」という気持ちです。そこでしっかり結果を残せば自ずと付いてくるものだと思います。

――そこであえて五輪代表への意気込みをお聞かせください。対戦相手がフランス、メキシコと南アに決まりました。

いろんな人が「厳しいグループ」って言っていますね。でも、五輪代表は金メダルを本当に目指してやっているのでどっちみち、そういった国を倒さないと金メダルは獲れないですから、しっかり勝てればいいと考えています。

そのためにも、まずはしっかりチームで結果を残す。このことは僕自身本当に大事にしているんです。しっかり結果を残して、そのことで代表に選ばれて、金メダルを穫れるように頑張りたいです。

――最後にリーグ戦、「ライバル・ウィーク」に絡んで次節対戦する鹿島の印象を教えてください。

監督が代わって徐々に勝ちを伸ばしていっています。常勝軍団というイメージは持っています。松本の時に鹿島とやってボコボコにされたので、ちょっと嫌な感じがあるので、しっかり点を取って勝ちたいですね。

――そのためにどういったことが大事になると思いますか?

前線からプレッシャーをかけ続ければ、どこが相手でも簡単にはプレーできないと思います。しっかりそこはやり続けたいです。とにかく僕たちは一個一個の試合に勝つだけです。いま、フロンターレが上に行っていようが最終的に1位になればいいと思っています。しっかり勝っていけたらと思います。

 14日(金)から『DAZN(ダゾーン)』で配信されている「Jリーグ プレビューショー #13」には、鹿島と横浜FMによる“オリジナル10”対決にちなみ、横浜FMからは前田、鹿島からはMF荒木遼太郎のインタビューが収録されている。

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