明治安田生命J1リーグでは8日、第19節未消化分の北海道コンサドーレ札幌vsセレッソ大阪が行われた。
C大阪がAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に参戦している影響で延期となっていた札幌厚別公園競技場での一戦。両クラブは11日に行われる第28節でもヨドコウ桜スタジアムでの対戦が予定されており、この試合は連戦の1試合目となった。
チーム状況は、札幌が連敗中かつ直近3試合未勝利の勝ち点36で11位。C大阪は勝ち点33で12位と後塵を拝しているが、レヴィー・クルピ前監督から小菊昭雄新監督に交代して臨んだ初陣の第27節でガンバ大阪と対戦し、1-0でダービーを制して2戦ぶりの白星を飾った。
札幌はスタメンに小柏剛や菅大輝、ルーカス・フェルナンデスらを起用。状態が懸念されていたチャナティップや福森晃斗らはメンバーを外れた。C大阪は山田寛人や中島元彦、坂元達裕らをスタートから送り出し、先日のJリーグYBCルヴァンカップで移籍後初出場を果たしていた乾貴士をベンチスタートとしている。一方で中心選手の清武弘嗣と丸橋祐介は負傷によりメンバー外となった。
試合は開始から札幌がボールを動かしていく形で進行。6分にはボックス手前右でボールを持った金子拓郎がシュートを浴びせたものの枠を捉えない。15分に菅が左サイドやや距離のある位置から放った強烈なシュートは枠を捉えたがGKキム・ジンヒョンが弾き出す。
なかなかシュートまで持ち込めないC大阪だが21分に決定機が訪れた。右サイド高い位置で坂元がプレッシャーをかけたところでこぼれたボールがボックス中央の加藤陸次樹へ。加藤は素早くシュートを放ったが、GK菅野孝憲がファインセーブでしのいだ。
その後もパスを繋いで崩しを図ろうとする札幌に対してC大阪は重心を低くしながらカウンターを狙う。42分にはC大阪ボールの右CKの場面で藤田直之のヘディングシュートがL・フェルナンデスに当たってこぼれたところ、いち早く反応した西尾隆矢が至近距離からシュート。しかし、GK菅野が並外れた反応を見せてセーブした。
それでも46分、左サイドでボールを持った原川力が高い精度のクロスを供給。高く飛び上がった藤田が強烈なヘディングシュートを放って先制点を奪取した。
折り返して迎える後半、両チームは選手交代を敢行。札幌は菅に代えてミラン・トゥチッチ、C大阪は山田と中島に代えて松田力と乾貴士を投入した。トゥチッチと乾にとっては加入後のJ1リーグ初出場となっている。
後半に入ってから攻勢を続けるC大阪は51分に左CKを獲得。キッカーの原川が精度の高いボールをニアに蹴り込むと松田力が頭で合わせて追加点を決め切った。追い上げがかかる札幌は59分に小柏に代えてジェイを送り出す。
すると63分、駒井善成が力強いドリブルでボックス右まで侵攻。中央への折り返しにジェイが打点の高いヘディングシュートを放ったが、GKキム・ジンヒョンがファンセーブを見せる。72分にも左サイドの高嶺朋樹からのクロスにジェイが頭で合わせたがここは右ポストに直撃した。
終盤に向けて札幌は青木亮太と荒野拓馬に代えてドウグラス・オリヴェイラと柳貴博、C大阪は加藤に代えて大久保嘉人を送り出す。すると試合終了間際、ボックス内で乾からの折り返しをトラップした大久保がスライディングにきた札幌DFをかわして右足で得点。チームの3点目を奪った。
前線の圧力を増していこうとする札幌だったが、結局は点差を縮めることはできないまま試合が終了。この結果、札幌が3連敗を喫した一方でC大阪が連勝を飾り、両チームは勝ち点36で並んでいる。なお、C大阪にとっては3月半ば以来約半年ぶりの連勝となった。
■試合結果
北海道コンサドーレ札幌 0-3 セレッソ大阪
■得点者
札幌:なし
C大阪:藤田直之(45+1分)、松田力(51分)、大久保嘉人(88分)


