サガン鳥栖は14日、MF久保藤次郎が名古屋グランパスから期限付き移籍加入することを発表した。
久保は中京大学在学中の2021年に特別指定選手として藤枝MYFCでJリーグデビュー。正式加入した2022シーズンにはJ3リーグ30試合10得点を記録し、昇格に大きく貢献した。
そして、2023年夏に名古屋へと完全移籍。初年度はJ1リーグ8試合1得点、2年目の今季はここまでJ1リーグ13試合1得点を記録している。
鳥栖加入に際し、久保はクラブ公式サイトを通じて「強い覚悟を持ってきたつもりです。サガン鳥栖のために自分の持っているものすべてを出せるように頑張ります! よろしくお願いします」と意気込んだ。
また、ジュニアユース年代までの期間も下部組織に所属していた名古屋に対し、以下のように伝えている。
「名古屋グランパスは自分にとって特別なクラブであることは間違いありません。しかし同時にサッカー選手としてのキャリアも考えないといけません。とても悩みましたが自分を必要としてくれたサガン鳥栖で新しいチャレンジをし、サッカー選手としての価値を示すために今回この決断をさせていただきました。サガン鳥栖に行っても決して簡単な道ではありません。決断する時に大事なことは、どっちを取るかより決断した先での自分の行動だと思っています。将来のことは誰にも分かりませんが、自分は今できることに全身全霊を尽くします! 憧れだったグランパスですが、残りのシーズンはライバルとして戦います。でも、ピッチ外の久保藤次郎は1人のグランパスファミリーとして応援しています! また皆さまに会える日を信じて頑張ってきます! 」
なお、久保の期限付き移籍期間は2025年1月31日までで、2024シーズンは名古屋と対戦するすべての公式戦に出場できない。鳥栖での背番号は「24」を着用する予定となっている。


