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仲川輝人&エウベル2発の横浜F・マリノスが王者を粉砕! 川崎フロンターレは逆転で今季初黒星

明治安田生命J1リーグでは、23日に第9節前倒し分の横浜F・マリノスvs川崎フロンターレが行われた。

昨季を2位で終えた横浜FMと連覇を果たしている川崎Fによる注目の一戦。開幕節では横浜FMはセレッソ大阪とドロー、川崎Fは苦しみながらもFC東京に1-0で勝利して今季2試合目を迎えた。

スタメンには横浜FMが仲川輝人やマルコス・ジュニオールら、川崎Fはレアンドロ・ダミアンや家長昭博らを起用。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場する関係で過密日程となっているが、互いに現状のベストメンバーを送り出している。

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一進一退の攻防が続く29分、味方のシュートがディフレクションしたところに反応したボックス中央のL・ダミアンが押し込んだが、これはオフサイド。それでもその3分後、ボックス左でボールを受けた橘田健人が中央に折り返して家長が右足でネットを揺らす。この得点は認められて川崎Fが先制に成功する。

ビハインドで後半を迎えた横浜FMは51分に渡辺皓太に代えて畠中槙之輔を送り出し、反撃を繰り出していく。57分、左サイド浅い位置のM・ジュニオールが右足でクロスを供給すると高く飛び上がったエウベルが頭で決めて同点弾とする。

さらにそのわずか1分後、スピードとフィジカルを生かして右サイドに抜け出したエウベルが中央にクロス。仲川が右足で合わせて横浜FMがわずかな時間で逆転に成功する。仲川にとっては開幕節に続いて2戦連続の得点となった。

その後に宮城天、チャナティップ、脇坂泰斗に代えて知念慶、遠野大弥、大島僚太を送り出す3枚替えに踏み切る川崎Fだったが、64分にも悪夢が続く。

M・ジュニオールがボックス中央でトラップして後方に落としたところでエウベルが右足を一閃。それほど勢いのあるシュートではなかったが視界が確保できなかったためかGKチョン・ソンリョンは動けず、横浜FMがリードを広げた。70分に水沼宏太とアンデルソン・ロペスを送り込んで締めに入る横浜FMが交代でレオ・セアラ、そしてエウベルを下げる際にはホームスタジアムが拍手に沸く。

73分、右サイドからのクロスにボックス内ファーで飛び上がった知念が頭で合わせてネットを揺らし、川崎Fが追いすがる。しかしその3分後、ボックス手前左でボールを持った仲川が右足でボックス右上隅を狙うとGKチョン・ソンリョンにとってはノーチャンスな軌道に。バーに当たりながらゴールに吸い込まれて横浜FMが再び2点差をつける。

終盤に家長に代えて小林悠に得点を託す川崎Fだったが、再び点差を縮めることはできず。4-2で競り勝った横浜FMが今季初白星を飾った一方、川崎Fは2試合目にして初黒星を喫している。

■試合結果
横浜F・マリノス 4-2 川崎フロンターレ

■得点者
横浜FM:エウベル(57分、64分)、仲川輝人(58分、78分)
川崎F:家長昭博(32分)、知念慶(73分)

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