20211001_Nakagawa(C)Getty images

仲川輝人が投入直後のスピードアシスト! 湘南ベルマーレに競り勝った横浜F・マリノスが3戦ぶり白星

明治安田生命J1リーグは10月1日、第31節の湘南ベルマーレvs横浜F・マリノスが行われた。

1試合消化試合の多い首位・川崎フロンターレ(勝ち点78)を追う2位・横浜FM(勝ち点66)。対する16位・湘南(勝ち点27)は降格圏の17位・徳島ヴォルティス(勝ち点26)に肉薄されている状況でこの“神奈川ダービー”を迎えた。

湘南はウェリントンや山田直輝、田中聡らを先発起用。対する横浜FMは前田大然やレオ・セアラ、喜田拓也らを送り出した。

試合の序盤はパスを繋いで崩そうとする横浜FMに対して湘南が落ち着いた守備組織でチャンスを作らせず。反対に素早い攻撃から積極的にシュートを放っていき、早々の2分にはボックス右に侵攻した町野修斗が右足を振り抜いたが枠を外れる。

30分にもカウンターから町野がボックス左に抜け出して一対一の絶好機。しかし、GK高丘陽平が冷静に身体で面を作るようにしてシュートを阻んだ。

スコアレスで迎えた後半は互いに選手交代をせずに臨む。横浜FMはより高い位置でプレーする時間を伸ばしていくものの前半に続きチャンスを作るのに苦労する。54分にはボックス手前中央で前田からの折り返しを受けた天野純が左足で狙ったが枠の右に外れていく。

横浜FMは64分に3枚替え。天野、L・セアラ、エウベルに代えてマルコス・ジュニオール、杉本健勇、仲川輝人と攻撃的な選手を続々と送り出した。同じタイミングで湘南も町野と山田に代えて大橋祐紀と池田昌生を起用する。

この采配が当たったのは横浜FMだった。66分、仲川が快足を生かしてボックス右に抜け出して中央に折り返し。飛び込んだ前田が押し込んで横浜FMが待望の先制点を手にする。

その後も選手を入れ替えつつ一進一退の攻防を繰り広げる両チームだったが、横浜FMがリードを保って試合を終了。湘南が5試合未勝利かつ連敗となった一方、横浜FMは3試合ぶりの白星を飾った。

■試合結果
湘南ベルマーレ 0-1 横浜F・マリノス

■得点者
湘南:なし
横浜FM:前田大然(66分)

広告