明治安田J1リーグでは25日、第28節のジュビロ磐田vs北海道コンサドーレ札幌が行われた。
勝ち点28の18位・磐田が、勝ち点19の最下位・札幌をホームに迎えた降格圏同士の一戦。磐田はジャーメイン良やジョルディ・クルークス、レオ・ゴメスら、札幌は鈴木武蔵や青木亮太、菅大輝らを先発起用した。
札幌は開始早々の6分にチャンスを作る。カウンターからスパチョークが磐田陣内中央をドリブル。アタッキングサードから絶妙なスルーパスを繰り出したがボックス右の青木が放ったシュートは枠を外れる。
それでも9分、右サイドに抜け出した近藤友喜がボックス内へと侵攻。細かなドリブルから右足のアウトにかけたシュートを放つと左ポストに直撃したが、跳ね返りを自ら押し込んだ。
その後、徐々にポゼッションを高めながら反撃を繰り出していく磐田。前半終盤には右サイドの植村洋斗のクロスにジャーメインが飛び込んでいくがわずかにミートできない。
雨足が強まる中、ビハインドで後半を迎えた磐田は松本昌也に代えて古川陽介を送り出す。ジャーメインや古川を中心に攻勢を強めていくもののなかなか決定機には至らない。
札幌は61分、近藤に代えて宮澤裕樹を投入。一方の磐田も62分にJ・クルークスに代えて角昂志郎を送り出す。筑波大在学中で特別指定選手の角にとってはこれがJ1デビュー戦となる。
後半半ば以降も互いに積極的にカードを切っていく中で札幌が再びポゼッションを高めていく。磐田は前線へのシンプルなボールを織り交ぜながらゴールに迫ろうとするが札幌DFも落ち着いた対処を見せる。
そして、最後まで磐田がネットを揺らすことはなく、反対に89分には青木のクロスが磐田の選手に当たって追加点が決まる。そのまま試合が終了し、2-0で勝利した札幌が3戦無敗かつ今季初の連勝を飾った。対する磐田は連敗を喫している。

