セレッソ大阪を率いるレヴィー・クルピ監督が敗戦の弁を述べている。試合後のフラッシュインタビューに応じた。
C大阪は23日、明治安田生命J1リーグ第15節でサンフレッチェ広島と対戦して1-2で敗戦した。押し込まれた前半をスコアレスで終え、後半開始早々の左CKから奥埜博亮が先制点を奪ったが、50分に右CKからジュニオール・サントスに決められて同点。そして、59分にカウンターから浅野雄也に逆転弾を沈められた。
また、改修されたヨドコウ桜スタジアムで今後のホーム戦を戦う影響でヤンマースタジアム長居での試合は広島戦が事実上の最後であり、極めて悔やまれる敗戦となった。
敗戦後のインタビューに応じたクルピ監督は、自身を戒めている。
「私は結果が残念というよりパフォーマンスの方が物足りなく、そこが非常に残念に思っています。セレッソの本来の力を考えると、もっと良いパフォーマンスが出せると思うんですが、そのすべての責任は監督である私にあると思っています。こういうサッカーを続けていてはいけないと、監督として責任を感じています」
試合の中ではGKキム・ジンヒョンのセーブが目立った一方で、攻撃陣はなかなか流れの中からチャンスを作ることができず。直近6試合で複数得点なしと、攻撃力の課題が浮き彫りとなっている。
「広島さんの守備が堅かったという部分はありますが、セレッソの攻撃陣、持っているクオリティや技術をを考えればもっと攻撃的な姿勢を出していかないと相手を崩すというところに至らないと思います。そういう意味で攻撃面での改善というのはこれからしっかり考えていきたいと思います」
さらに、負傷により3月下旬から欠場が続いていた原川力がこの試合から途中出場で実戦復帰。一方でチーム内得点王の大久保嘉人らは依然として離脱しており、クルピ監督は主力が欠けていることがパフォーマンスの低下につながっている可能性を口にした。
「何人か主力の選手がケガで欠場しているというところで、パフォーマンスが物足りないことに影響しているかもしれません。ただこれからしっかりと練習の中でチームを修正していきたいと思います」
続く第16節の県立カシマサッカースタジアムでの鹿島アントラーズ戦はミッドウィークの26日(水)に行われる。4試合未勝利となっているC大阪だが、過密日程の中で立て直すことはできるのだろうか。
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