明治安田生命J1リーグは21日、第14節の浦和レッズvs鹿島アントラーズが行われた。
6試合連続ドロー中の浦和とここ4試合で3勝1敗としている鹿島による一戦。浦和はキャスパー・ユンカーや江坂任、岩尾憲ら、鹿島は鈴木優磨や上田綺世、ディエゴ・ピトゥカらを先発起用した。
試合は立ち上がりの6分に動きを見せる。ボックス手前中央の上田が鋭いシュートを浴びせるとGK西川周作がたまらず弾く。ボックス左で跳ね返りに反応したアルトゥール・カイキが右足でボレーシュートを突き刺した。
その後も比較的優勢に試合を進める鹿島だったが前半終盤に明本考浩がボックス左からクロスを上げた場面で関川郁万がスライディングしながらブロック。関川のハンドがあったとしてVARオンフィールドレビューの末にPKの判定となり、キッカーのアレクサンダー・ショルツが決め切る。
追い付かれて後半を迎えた鹿島は61分に決定機を作った。右サイド深い位置で明本からボールを奪った鈴木優がフリーでボックス右に侵攻して中央に折り返し。上田が中央に走り込んでいて通れば1点というシーンだったが岩波拓也がブロックした。
鹿島がいくつかの決定機を作る展開の中で浦和は70分に左サイド深い位置からのFKを獲得。キッカーの岩尾がニアに蹴り込むと飛び込んだ明本が頭でネットを揺らしたが、そのスペースをケアしようとしていた常本佳吾に対する岩波のファウルがあったとして得点は認められない。
なかなか交代カードを切らない両チームだが浦和は74分に最初のチェンジで二枚替え。関根貴大と伊藤敦樹に代えてアレックス・シャルクと大久保智明を投入した。対する鹿島も80分にA・カイキに代えて土居聖真を送り出す。
しかし、どちらの交代策も実らず同点のまま試合が終了。浦和は7試合連続ドロー、特に本拠地での4試合連続ドローはクラブ史上初となった。対する鹿島も連勝を逃しており、首位を追ううえで痛手となっている。
■試合結果
浦和レッズ 1-1 鹿島アントラーズ
■得点者
浦和:アレクサンダー・ショルツ(44分)
鹿島:アルトゥール・カイキ(6分)
