20210504_Mitoma(C)Masahiro Ura

キレキレ突破で名古屋グランパスDFを翻弄…アシストについて川崎フロンターレMF三笘薫「食いつくかなと思って…」

川崎フロンターレに所属するU-24日本代表MF三笘薫が、得点のアシストにつながったドリブル突破は狙い通りのものだったと明かした。試合後のオンライン会見で語っている。

川崎Fは5月4日、明治安田生命J1リーグ第12節で名古屋グランパスをホームに迎えて3-2で勝利。4月29日にアウェーで行われた第22節前倒し分における同カードの4-0での勝利に続き、連勝を飾った。

試合の中では立ち上がりから名古屋が積極的に攻め込んだが、31分に左CKからジェジエウが頭で決めて川崎Fが先制。折り返した50分には左サイドでボールを持った三笘が、鋭いターンとドリブルで成瀬竣平をかわしてクロスを上げ、山根視来が加点した。

その後、相手のミスによるオウンゴールで3点目を得た川崎Fは、73分に稲垣祥の右足の反撃弾を浴び、83分のマテウスの直接FK弾で1点差に迫られたものの、リードを保ったまま試合を終了。2位・名古屋との勝ち点差を「9」に広げる大きな勝利となっている。

試合後にオンライン上でメディア対応をした三笘は「まずは勝ったことが一番大切ですし、2連勝して相手も2連敗したことでうまくポイントに差をつけられました。その結果については満足しています」と喜びのコメント。一方で「3点とった後にチームとしてどういう形でいくのか意思統一ができていかなかった」ことを課題として挙げた。

また、2点目をアシストした三笘のプレーは勝利に大きく貢献。その場面を振り返る当人は、相手DFとの一対一を制した駆け引きが狙い通りのものだったと明かした。

「前半から相手のSBの選手がボールを持ったら食いついてきたので、そのシーンでも食いつくかなと思っていました。足を出したところでターンしてスピードを上げれば勝てるなということで、うまくクロスを上げられて良かったと思います。狙い通りですし、ああいうシーンは昔からやっていて足を出してくれれば僕の触る範囲の方が広いと思っていたので、その時点で勝ったなと思いました」

とはいえ、決して今節のプレーに満足しているわけではない。自身の出来について「相手のミスだったり、1点目も関わったわけではないですけど、要所要所のところで力は出せたかなと思います」と一定の評価を下しつつも「けど、まだまだコンディションとしても全然100%に持っていけてないです。そのなかで守備でハードワークすることだったり、攻撃で違いを出さないといけないのでまだまだだと思います」とさらなる向上を誓った。

昨年のプロデビュー以来、圧倒的なドリブル能力で数々の相手にトラブルをもたらしてきた三笘。すでに輝きを放つ23歳のアタッカーだが、理想像はまだまだ高みにあるようだ。

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