20220302_Marinos(C)Masahiro Ura

西村拓真が2発で勝利に導く! 横浜F・マリノスに敗戦のヴィッセル神戸、今季開幕未勝利続く

明治安田生命J1リーグでは2日、第10節前倒し分の横浜F・マリノスvsヴィッセル神戸が行われた。

開幕から3試合を終えて1勝1分け1敗の横浜FMが、同じく3試合を消化して2分け1敗未勝利の神戸をホームに迎えた一戦。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に参加する影響で、前倒しでの開催となった。

過密日程の中で横浜FMは宮市亮をキャリアで初めてJ1で先発起用したほか、18歳のMF山根陸をプロデビューさせるなど過密日程を考慮した選択。対する神戸も武藤嘉紀に加えて小田裕太郎や古巣対戦の扇原貴宏らを送り出している。アンドレス・イニエスタはベンチスタートとなった。

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互いにボールを保持しようとせめぎ合う前半、神戸にアクシデントが発生した。武藤がピッチに倒れ込むと担架で運び出されることとなり、17分に大迫勇也との交代を強いられた。

横浜FMと神戸は互いに譲らず、あと一歩で得点というところまで攻め込むものの両守護神の対処もあってなかなかネットを揺らすことができない。

38分、横浜FMが左CKの場面で試合を動かす。小池裕太が左足でクロスを蹴り込むと後方から飛び込んだ西村拓真が競り合いを制してヘディングシュート。西村の加入後初弾で横浜FMが先制する。

折り返して迎えた後半、巻き返しが必要な神戸は54分という早いタイミングで佐々木と郷家に代えてイニエスタとセルジ・サンペールという強力な2枚替えを敢行。横浜FMも62分に宮市と藤田譲瑠チマに代えて水沼宏太と小池龍太を送り出す。宮市はスピードと積極性を生かして幾度か効果的なプレーを見せたものの得点に直接関与することはできずに今季初出場の試合を終えている。

その後も互いに選手を入れ替えつつ一進一退の攻防を続けるが、最後の精度を欠いて決め切ることができない。それでも後半ATに西村がボックス左から右足でゴール右隅に流し込んで加点。横浜FMがリードを広げた直後に試合が終了した。

この結果、横浜FMは開幕2勝1分け1敗。一方の神戸は2分け2敗と今季初勝利を手にすることはできなかった。

■試合結果
横浜F・マリノス 2-0 ヴィッセル神戸

■得点者
横浜FM:西村拓真(38分、90+5分)
神戸:なし

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