FC町田ゼルビアは19日、MF宇野禅斗が清水エスパルスに育成型期限付き移籍することを発表した。
宇野は青森山田高校卒業後の2022年に町田でプロデビュー。翌2023年には明治安田J2リーグ18試合3得点を記録し、クラブ史上初のJ1昇格に貢献した。
しかし今シーズン、J1リーグ首位を快走するサプライズを巻き起こしているチームの中で、リーグ戦での出場数は4試合。J2リーグ24試合終了時点で首位に立つ清水に期限付き移籍することとなった。
清水の公式サイトを通じて、宇野は「清水エスパルスという歴史のあるクラブから声をかけて頂きとても嬉しく思います。J1昇格に向けて全力を尽くします。よろしくお願いいたします」とコメントしている。
清水のGMを務める反町康治氏も「新たな仲間を加え、この中断期間で更なるチーム力向上を図り、何としてもJ1復帰を果たし、皆さんと喜びを分かち合いたいと思います」と改めて昇格への意欲を強調した。
また、宇野は町田に向けて感謝と意気込みを伝えている。
「高校卒業後プロサッカー選手としてのキャリアをFC町田ゼルビアでスタートし、本当にファン、サポーターの方達に支えられた2年半でした。ありがとうございました。日々僕と向き合って指導していただいた監督始め、コーチ、スタッフの方々、全力でケアに携わってくれたトレーナーの方々にも感謝しかありません。毎日一緒にトレーニングをしてきた先輩たちには、プロの厳しさや楽しさ色々なことを学ばせてもらいました。町田で過ごした日々は、思い描いていたような時間には出来ませんでしたが、自分にとってかけがえのないものとなりました。清水エスパルスで、人として選手としてまた一歩成長する事で恩返ししたいと思います。ありがとうございました! 」
なお、宇野の期限付き移籍期間は2025年1月31日まで。2024シーズン、町田と対戦するすべての公式戦に出場できない。



