明治安田J1リーグでは6日、第22節の鹿島アントラーズvs北海道コンサドーレ札幌が行われた。
ここ4試合勝利の無い暫定3位・鹿島が、7連敗中と絶不調の最下位・札幌をホームに迎えた一戦。鹿島は鈴木優磨や知念慶、柴崎岳ら、札幌は鈴木武蔵や馬場晴也、駒井善成らを先発起用した。
試合は開始早々、12秒付近にディフェンスラインからのフィードに走り込んだ小林祐希がGK早川友基と交錯しながらもネットを揺らす。しかし、VARオンフィールドレビューの末に小林のハンドがあったとして得点は認められない。
その後は鹿島が攻勢を強めていく一戦。札幌は33分に中盤でボールをキープしようとして倒れ込んでしまった小林に代えて大森真吾を送り出す。
スコアレスで迎えた後半も鹿島ペースで試合が進行。すると61分、細かなパス回しからボックス手前中央でパスを受けた鈴木優がボックス内に絶妙なスルーパスを送る。反応した師岡柊生が自身のプロ初弾となる先制点を決め切った。鹿島は直後に師岡に代えて藤井智也を起用する。
さらに66分、右サイド浅い位置でボールを持った鈴木優が高精度のアーリークロスを供給。駆け上がっていた藤井が左足で合わせてリードを広げた。
そして、試合は札幌が得点を奪えないまま2-0で鹿島が勝利。鹿島は5試合ぶりの白星で首位・FC町田ゼルビアと勝ち点差5の2位につけている。一方の札幌は8連敗を喫した。

