レヴァークーゼンは2日、リヴァプールからイングランド代表DFジャレル・クアンサーを獲得したことを発表した。契約期間は2030年までとなっている。
現在22歳のクアンサーは、リヴァプールの下部組織出身のセンターバック。リーグ1(イングランド3部相当)のブリストル・ローヴァーズへのレンタルから復帰後、2023-24シーズンのプレミアリーグ第3節ニューカッスル・ユナイテッド戦でトップチームデビューを果たし、昨季終了までに公式戦58試合(3ゴール3アシスト)に出場していた。2024年にはEUROの予備登録メンバーに選ばれた他、11月のネーションズリーグでも招集メンバーに入っている。
そんなクアンサーが新天地として選んだのは、エリック・テン・ハーグ新監督の就任が決まったレヴァークーゼン。クラブの公式ウェブサイトを通じて、「昨シーズン、チャンピオンズリーグでレヴァークーゼンと対戦したときに、チームやクラブの印象をしっかりとつかむことができた。本当に素晴らしいチームで、最初の60分間はアンフィールドで見た中でも他に類を見ないようなプレーをしていた」と振り返り、意気込みを語った。
「話し合いの中で、このクラブがいかに野心的な目標を掲げているかを詳しく説明してもらった。今のレヴァークーゼンの躍進の一員になれるのは、僕にとって素晴らしいタスクであり、最高の挑戦だ」
また、レヴァークーゼン強化担当のシモン・ロルフェス取締役は「ジャレル・クアンサーのような、最も有望なイングランド人センターバックの一人を獲得できたことを非常に嬉しく思っている。彼はスピードがあり、機動力のある優れたフットボーラーだ」と歓迎。さらに、「リヴァプールの守備陣には世界最高レベルの選手がそろっている中でも、彼はすでに印象的な存在感を示していた。クアンサーの加入によって、我々の守備陣にはダイナミズム、スピード、デュエルの強さが加わり、将来のレヴァークーゼンにとって欠かせない重要なピースがまた一つ加わった」と期待を寄せた。
なおクアンサーは、バイエルン・ミュンヘンに移籍したドイツ代表DFヨナタン・ターが着用していた背番号4を引き継ぐことになる。




