20201222-japanU23-yuya-asano🄫Akihiko Kawabata

東京五輪代表候補の「無印」浅野雄也。対応可能なポジションの幅広さは大きな武器

■兄・拓磨の活躍が「悔しかった」

 来夏の東京五輪を目指すこのチームには新たに9名の選手が加わったが、一番の「無印」選手はサンフレッチェ広島のFW浅野雄也だろう。

 日本代表FW浅野拓磨(パルチザン・ベオグラード)の実弟ということもあって一定の知名度はあるものの、四日市四郷高校、大阪体育大学、そして水戸ホーリーホックというキャリアを通じて全国区の選抜チームとは無縁。今回の代表で一緒にプレーした経験がある選手はいるかと聞いてみたが、「(大阪体育大学の後輩である)田中駿汰(北海道コンサドーレ札幌)だけですね」という回答だった。

 ただ、別に遠慮している様子もない。早生まれのために資格を持っていた東京五輪は「シーズンが始まる前から意識していた」と言い切った。

 4年前のリオ五輪に出場していた兄についても、「拓(浅野拓磨)が活躍すると悔しくて、ずっとその背中を追ってきた。めちゃくちゃ悔しい気持ちあって、それが刺激になったから自分も頑張れている」と、ずっと視界の中に入れてきた。スピードでは兄に負けていると自覚するものの、地道に磨いてきた「ドリブル」の質では上回るとも自負している。

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 22日の練習では午後練習から本格合流。11対11のゲーム形式で行われたスモールフィールドでのトレーニングでは、4−2−3−1システムの右MFでプレーした。周りとの連係が合わない場面もあったが、得意のドリブルで果敢に仕掛けるシーンも作った。

 今季の広島ではウイングバック、シャドー、そしてセンターフォワードでも起用されてきており、選手登録が18人と非常に少ない五輪を意識した場合、対応可能なポジションの幅広さは一つの武器となるだろう。本人も「どのポジションで出ても結果を残せる選手になりたい」と意欲的だ。

 大学時代は苦手だったという守備面を水戸で磨いて試合を重ねることで自信も蓄え、今季の広島でブレイクスルーを果たした。ただ、本人の設定するゴールは「候補入り」ではあるまい。「自分のプレーを出す」と意気込んで臨んだ“初めての代表合宿”を、まずはガムシャラに駆け抜ける。

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