2024-01-29-alberto-zaccheroni(C)Getty images

1年前に転落事故で重傷…元日本代表監督ザック氏、表彰式で元気な姿!伊紙が注目「ほら、ザックだ」

パンキーナ・ドーロ(セリエAなどの指揮官が選出するセリエA最優秀監督賞)の表彰式が29日、フィレンツェのコヴェルチャーノで行われ、現イタリア代表監督のルチアーノ・スパレッティが受賞したほか、アルベルト・ザッケローニ氏も姿を見せた。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

昨シーズンにナポリを率いてクラブ史上33年ぶり3度目となる悲願のスクデットをもたらしたスパレッティ。2位シモーネ・インザーギ(インテル)や3位ステファノ・ピオリ(ミラン)を退け、2004-05シーズン以来、2度目の栄誉を手にしたイタリア代表指揮官は、喜びを語った。

「まずナポリの選手たちやクラブ、スクデット獲得へ大きな後押しをしてくれたナポリの街に感謝したい。私は、荷物運びをしてくれた兄と一緒にキャリアをスタートし、いまはイタリア代表の指揮官となって、天国にいるような気分だ。加えて同僚たちが選出したパンキーナ・ドーロを受賞できたことは、世界で最も優秀な指揮官の1人であることを認められたようなものだ。これから、さらに優秀な指揮官になりたい」

そんな中、イタリア紙は、表彰式で元気な姿を見せた元日本代表監督のザッケローニ氏に注目した。ザック氏は、昨年2月10日、自宅の階段から転落。約1カ月にわたって集中治療を受けるほどの重傷を負ったが、無事、日常生活や仕事への復帰を果たしている。

イタリア紙は「ほら、ザックだ」との小見出しをつけ、ファヴィーニ賞(イタリアの育成部門最優秀者賞)の表彰を担当した元日本代表指揮官の様子を描写。「これは珍しい方との再会だ。紺色系カジュアルの服装のアルベルト・ザッケローニだ。ザックは笑顔でマイクを手にすると、自身の経験を語った」と綴ると、ロマーニャ人指揮官の言葉を伝えた。

「私自身がパンキーナ・ドーロを受賞した時(1996-97、1998-99シーズン)の方が良かったが、ここへ来るのはいつでも光栄だ。しかし昨年(2月20日)、ここにいることができていれば、うれしかったよ。私に付きまとった、ちょっとしたトラブルを避けられていたということだからね…」

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