20231017_Ito_Kubo_Arai(C)Kenichi Arai

日本代表、チュニジア戦は伊東&古橋弾で完勝! 圧巻の6連勝でW杯予選へ

日本代表は17日、キリンチャレンジカップ2023でチュニジア代表と対戦した。

13日のカナダ代表戦にも4-1で勝利し、直近5戦全勝計22得点としている日本。一方で、チュニジア戦に向けては伊藤洋輝がコンディション不良で離脱したほか、中村敬斗の状態にも不安を抱えるなど、厳しい台所事情となっていた。

そして、森保一監督は前日会見で三笘薫も不在となっている左サイドの人選について「旗手(怜央)をスタートと考えていきたい」と明言し、実際に旗手がスタメン入り。その他、久保建英や伊東純也、守田英正、遠藤航、冨安健洋ら主力が名を連ね、1トップには古橋亨梧、そしてGKには21歳の鈴木彩艶が抜擢された。カナダ戦からは7名の入れ替えとなっている。

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試合は日本が前線から激しくプレスをかけつつ主導権を握るがなかなかシュートまではいかない。12分にはボックス手前左で古橋が倒されてFKを獲得。

キッカーの久保が壁の下を通すシュートを放ったがGKムエズ・アセンにキャッチされる。

5バックを敷くチュニジアにチャンスを作らせない日本。23分にはボックス左で久保のパスがブロックされたこぼれ球に反応した旗手が左足を振り抜いたが枠を外れる。

攻勢を保つ日本は前半終盤の43分、ついに試合を動かす。旗手のパスがチュニジアDFに当たってこぼれると、ボックス中央で拾った古橋が右足で確実に一対一を制した。

Jリーグ時代にヴィッセル神戸に所属していた古橋が、同クラブの本拠地での凱旋弾とする。その後もチュニジアに反撃を許すことはなく、日本は1点をリードして試合を折り返した。

日本は後半から古橋に代えて上田綺世を投入。最前線で動き直しを繰り返す上田をターゲットにしながら優位を保っていく。62分には久保のスルーパスに抜け出した上田が左サイド深い位置からクロス。ボックス手前右の菅原由勢が右足でボレーシュートを放ったが枠を左へ外れる。

日本は直後に2枚替え。旗手と中山雄太に代えて浅野拓磨と町田浩樹を送り出す。すると69分、左サイドでボールを受けた久保が細かなドリブルで一気にスピードアップしてボックス左へと侵攻。中央への折り返しを伊東が落ち着いて沈めた。

森保監督は72分にも交代カードを2枚使用し、伊東と板倉滉に代えて南野拓実と谷口彰悟を投入。そのままリードを保つ中で攻撃をけん引する久保を82分に代えて橋岡大樹を起用する。そして、チュニジアに何もさせないまま終了の笛を迎え、完勝を飾った。

10月シリーズを終え、これで直近6連勝とした日本。今年11月に始まる2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選、そして来年1月のアジアカップと、いよいよ始まる公式戦に向けて弾みをつけている。

■試合結果
日本代表 2-0 チュニジア代表

■得点者
日本:古橋亨梧(43分)、伊東純也(69分)
チュニジア:なし

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