RB大宮アルディージャは24日、長澤徹監督の解任とともに、宮沢悠生氏の指揮官就任を発表した。
大宮は2024年から長澤体制となり、その初年度からJ3リーグ優勝&1年でのJ2リーグ昇格が決定。レッドブルに買収され、クラブ名も変わっての今季は序盤こそ上位につけたが、目下3連敗中と息切れが目立ち、現在8位と昇格プレーオフ圏からも転がり落ちている。
代表取締役社長の原博実氏は長澤氏の解任について、これまでの功績に感謝の言葉を送るとともに、こう説明した。
「クラブを代表して、長澤徹氏のこれまでの貢献に心より感謝しています。また、2023年のJ3降格後の難しい時期に監督を引き受けてくれたことを本当に感謝しています。彼のリーダーシップと献身的な取り組みは、2024年のJ2昇格と今シーズンのこれまでの発展に重要な役割を果たしてくれました。今後の長澤氏の活躍を祈っています」
「クラブが新しい歴史を歩み始めている中で、RB大宮アルディージャは、長期的な発展を成し遂げるための道のりを進み続けていきます。J1昇格を達成するために、持続的に強いチームを構築していくことに取り組んでいきます」
新たにRB大宮の指揮を託された宮沢氏は現在40歳で、レッドブルグループのザルツブルクでアカデミー各年代のアシスタントコーチや監督を歴任。セカンドチームにあたるリーフェリングでもアシスタントコーチを務めた経歴を持つ。ヘッドオブスポーツのスチュアート・ウェバー氏、そして原代表取締役社長は次のようにコメントしている。
■スチュアート・ウェバー氏
「新たに宮沢氏をRB大宮アルディージャに迎え入れることができ、非常にうれしく思います。同氏の国際的な指導経験は、我々のクラブにとって重要な価値となります。同氏が必要とするリソースを準備し、最大限のサポートを行うことで、我々が目指す成功を成し遂げられる最高の環境を作っていきます。共に、我々の目標を達成し、将来の強いチームを構築することに全力で取り組んでいきます」
■原博実氏
「我々の密接な関係を通じて、ヨーロッパでの指導経験がある宮沢氏をRB大宮アルディージャに連れてくることができました。同氏の経験とリーダーシップが、このクラブをさらに発展させてくれることを確信しています。同氏の指導のもと、J1昇格に向けて、全力で戦い続けていきます」
今季のJ2リーグは残り8試合。大宮は新たな監督のもとで立て直しを図る運びとなった。

