日本代表MF田中碧が3日の取材に応じ、クロアチア戦について語った。
カタール・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦でクロアチアと対戦する日本。田中はクロアチアの強みについて警戒心を示す。
「みんなビッグクラブでやってますし、個人的な感覚でいうと、どのエリアでもプレーできる。スペインのブスケツみたいに動かない選手がいるわけではなく、ブロゾヴィッチを見ても、すぐに上がってくるし、そういう意味ではフレキシブルな感じと、広範囲で動ける機動力を持っているなと感じます。そこはクロアチアの大きな武器」
「前回のW杯も延長戦を制して準優勝している。国民的にもタフなメンタリティーを持っているし、そこは日本と似ている部分もあるし気持ち勝負だと思います」
スペインを逆転で下して波に乗る日本だが、田中は「そことは違う戦いになる」とし、「運動量も落ちないし、簡単な相手ではない」と語る。
中盤ではルカ・モドリッチらとマッチアップすることが予想されるが、「うまい選手だからこそ、(どうやってくるか)わかる部分もあって、逆にパワーで押しきってくる選手の方が自分はわからない」とある種のやりやすさを明かす。
「ブスケツみたいにコントロールしてくる選手の方が、やりたいことを感じることはできる。コントロールではがされることはないので、僕は個人的に守備する人間としては、やりやすい」
ブスケツやガビとの対戦でも「意外にすごさを身にしみては感じなかった」ともした田中。クロアチア戦でもヒーローとなることはできるのか。
