スペイン『as』は、パリ・オリンピックのU-23スペイン代表vsU-23日本代表の一戦に注目している。
パリ五輪の男子サッカー競技はグループステージの全日程が終了し、2日からいよいよ準々決勝がスタートする。U-23日本代表は、これまでパラグアイ戦(5-0)、マリ戦(1-0)、イスラエル戦(1-0)と3戦全勝、7ゴール無失点と見事な戦いを見せてグループDを首位で突破し、準々決勝でスペインと激突する。
そんな大一番を前に、『as』は「“ラ・ロヒータ”はメダル争いに本格的に参戦するため、壁を壊さなければならない。リヨンで行われる準々決勝の相手は、未だ1失点も許していない日本だ」とし、以下のように続けた。
「これまで難攻不落だった日本の守備を制するためにも、スペインは最高のフォームを見せなければならない。それは未だ今大会見られておらず、エジプト戦(1-2)のイメージとは程遠い」
「サンティ・デニア監督はあの試合で主力選手に5日間の休養を与えるためにメンバーを入れ替え、この準々決勝にフレッシュな状態で臨みたいと考えていた。アベル・ルイス、アレックス・バエナ、フェルミン・ロペスらは、この日本相手に対等に、ためらうことなく、言い訳することなく挑んでくるフィジカル的なバトルに立ち向かう必要がある」
また、「日本代表のアンダーカテゴリーが何年も実践してきた4-4-2の攻撃を見極めなければならない。このシステムは、ブロックとしての守備と、素早くサイドを切り替えてライバルを驚かせるような特別な設計になっている。この戦術で日本はアンダーカテゴリーで世界の強豪となり、前回のアジアカップでは優勝、過去8回のオリンピックに出場している」とU-23日本代表の戦い方を分析。以下のように締めくくった。
「ミランダとエリック・ガルシアは、今日の試合でも先発に名を連ねるだろう。彼らは日本の攻撃をよく理解している。マルク・プビルとパウ・クバルシとDFラインに並ぶはずだ。だが、スペインはまだ無失点で試合を終えたことがない。守備の改善と素早いボールポゼッションは、デニア監督がここ3日間で取り組んできた重要なアイディアだ。この2つを改善できなければ、日本を倒して次のラウンドに進むのは難しいだろう」


