スペイン女子代表指揮官のモンテ・トメ監督がなでしこジャパン（日本女子代表）戦を振り返った。スペイン『Sport』が伝えている。
パリ五輪グループC初戦が25日に行われ、日本はFIFAランキング首位にして2023年ワールドカップ覇者のスペインと激突。試合は藤野あおばが13分に直接FKを沈めて先制したものの、守勢に回る中で22分にアイタナ・ボンマティの同点弾を許す。
後半も耐える時間が続きながらもしのいでいたが、74分にマリオナ・カルデンテイにネットを揺らされると、そのまま2-1で逆転負けを喫した。
試合後、会見に出席したスペインのトメ監督は「この試合のために長い間準備をしてきたし、日本に照準を合わせてきた」と、日本を警戒していたことを明かし、試合内容について語っている。
「我々は力強いスタートを切った。素晴らしい相手であることは分かっていたし、それを見せてくれたので、全力を尽くさなければならなかった」
「序盤はトレーニング明けで足が重く、自分たちらしくなかった。でも、すべてに意味があり、まずはこうして大会に出ることが目標だった」
W杯王者が五輪初出場で2冠に向けて好スタート。W杯では配線を喫していた日本に勝利し、トメ監督は次節ナイジェリア戦に向けて意気込んだ。
「試合をすればするほど、より良い感覚を得られることは分かっている。少し深みを増して、次の試合を楽しみに準備したい」
「ナイジェリアはフィジカルにすべてをかけて個々のデュエルに挑んでくるチームであり、勝利のためには異なるやり方で取り組まなければならない」