アジアカップ・グループステージ初戦でベトナム代表に勝利した日本代表について、ブラジルメディア『globo』が評価している。
14日アジアカップの初戦を迎えた日本。ベトナム相手に南野拓実のゴールで11分に先制したが、33分までにセットプレーから2失点を喫して逆転を許す展開に。それでも45分、南野のこの日2点目で追いつくと、前半アディショナルタイムに中村敬斗が見事なミドルシュートを突き刺してリードを奪う。終盤には久保建英のお膳立てから上田綺世にもゴールが生まれ、4-2で勝利している。
苦戦は強いられたものの、白星スタートを飾った日本。代表チームやJリーグにも精通する『globo』のチアゴ・ボンテンポ記者が採点を実施し、マン・オブ・ザ・マッチには2ゴール1アシストの南野を選出した。「8.5」とチーム最高評価を与え、以下のように賛辞を送っている。
「当初、彼はこのポジションで3番目のオプションだった。しかしチャンスを活かし、依然としてチームの主軸になれることを示している。中盤の中央でプレーし、ピッチ上で最も影響力のある選手だったことは間違いない。彼個人として、アジアカップでの最高のパフォーマンスだっただろう。日の丸を背負って20ゴールを達成したが、これは森保監督政権で最多得点記録だ」
また、見事なミドルシュートを突き刺した中村は「7」とし、「代表チームで驚異的なパフォーマンスを継続しており、6試合で6ゴール、平均43分に1ゴールを奪っている」と決定率を称賛。一方で鈴木彩艶、細谷真大はチームワーストの「5」と厳しい評価になっている。
なお森保一監督は「6.5」となり、「前半は恐怖を感じたが、すぐに不利な状況から立ち直ると、最近の試合と同じように攻撃的で効率的なサッカーを見せた。細谷の起用はうまくいかなかったが、南野は応えている。おそらく、次の試合はいくつか変更があるだろう」と指摘した。