日本代表FW上田綺世が、リモートでのメディア取材に応じた。
ワールドカップ・アジア最終予選を戦う日本代表。ここまで勝ち点18で2位につける日本は、24日に敵地で迎える3位オーストラリア(勝ち点15)に勝利すれば、自力でのワールドカップ出場が決定する。
そんな大一番へ向け、上田は「まずはコンディションを整えていい準備をしたいと思っています」としつつ、「やはり1点が重い試合。僕はポジションがFWです。貪欲に得点を狙いながらも、バランスよくやっていければと思います」と意気込みを語った。
今季所属の鹿島アントラーズでは、リーグ戦3ゴールを奪っている上田。直近の湘南ベルマーレ戦(2-1)でも、ボックス外から豪快なミドルシュートを叩き込んでいる。23歳FWは、最近の調子について以下のように語った。
「もともとシュートレンジの長さは武器だと思っていますし、動き出しを含めて色々なバリエーションからゴールを取れるようには意識しています。その一部が最近出るようになっただけという感じです」
「(イメージしていることは?)理想は特にないですね。色々な局面や瞬間で、できない選択肢は選べない。1本のシュートに対してどれだけのアプローチの数を持ってくるかが選択肢になる。そこを広げるのが大事です。そこのトレーニングは、球種や自分のニュアンスが違ってくれば違うものになるし、こだわっています」
「ミドルシュートを打つ機会はどちらかというと背後ではなく、足元で受ける機会が多いからですね。それは今年2トップになったことが大きいです。エヴェラウドの時もそうでした。自分の動き出しを生かすために、いくつか入れてきたことでもあります。ミドルシュートも動きの伏線になる。自分の駆け引きを成立させることを意識しています」
今年始めの国内合宿では招集されていた上田だが、前回のアジア最終予選メンバーには選ばれず。しかし今季の好調もあり、重要な連戦のメンバーに選出された。本人は「僕は代表にきたら代表だし、チームならチーム。その瞬間に所属しているチームのことを考えているので、落ちたからモチベーションの変動というのはないというか、前回の代表が終われば鹿島で、そこで結果を出したら代表で。同じことの繰り返しですね」と切り替えていることを明かした。そして、大迫勇也や古橋亨梧といったアタッカーが不在の中、短い代表ウィークの中でアピールしたいと意気込んでいる。
「短い時間でパフォーマンスをしなければいけないですし、武器だったり持ち味を見せなきゃいけないのは、準備期間があろうがなかろうが僕の立場上変わらない部分だと思います。短い時間で動き出しとかシュートもそうだし、『僕を使いたい』と思わせるようなパフォーマンスを見せなきゃいけない。それは求められていることを全うするのもそうだし、プラスアルファをどっかで見せないといけないと思います」
「シュートを打つときは、どちらかというと無になれたほうがいいと思っていて。自分の中で迷っているときは、プレーの選択は間違えないかもしれないですが、選択するスピードとか思い切りの良さとかはなくなってしまうので。無でできている瞬間、本当に感覚に全振りできる瞬間が一番(点が)取れているかなと思います」
また、ワールドカップに向けて「僕にとっては『テレビで見る大会』の印象が強いです。自分が出るイメージよりも見ているイメージの方が何倍も大きいので、夢の場所だと思います。そこを目指すのが当たり前だと思うので。それを掴み取れるチャンスがあるのは幸せなことですね」と語った。
