日本代表は25日、2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第8節でサウジアラビア代表と対戦し、0-0で引き分けた。試合後、主将の遠藤航が試合を振り返った。
20日に行われたバーレーン代表戦で8大会連続のW杯出場を決めた日本は、サウジアラビアをホームに迎えた一戦で先発6選手を変更。試合は序盤からペースを掴むと、前半に前田大然のポスト直撃シュートなどでゴールに迫る。後半も主導権を掌握して白星を目指したが、そのまま無得点で終了。W杯最終予選での無敗をキープした一方、連勝は3試合で止まった。
「難しいゲーム展開だった」と試合を振り返った遠藤は、サウジアラビアが割り切って守備的な戦い方を選択してきた中で、「相手がタフに最後のところで守ってきたところもあるが、自分たちも最後のボックスのところの崩しの部分で課題が少し出た」と主張。その一方で、「リスクマネジメントや無失点で抑えたことはポジティブ。サウジを相手にこれだけのポゼッション率はなかなかないというところでポジティブだけど、課題もあればいいところもあるという試合だったと思います」と語り、チームの出来については一定の評価を口にした。
この日は大幅にメンバーを入れ替えたことで連携面の難しさもあったが、遠藤は「リヴァプールでもターンオーバーしてうまくいかないことはある」と、その点についての問題視はせず。「みんなでどう突き詰めるか。日々、選手同士もそうだし、監督やコーチも含めて日本代表の色を出していければいい」と前を向いた。
また、チームとしては「ゴール前まで行く過程のボールの動かし方は自分たちの練習していたイメージのところで持って行けている」としつつ、「チームとして最後のところでどう崩そうかというのは、次の機会でしっかり修正していきたい」と課題を挙げている。
初先発の高井幸大については「良かったと思います」と主張。続けて、「パフォーマンス的にはすごく評価していい試合内容だったと思いますし、すごく落ち着いていた。ビルドアップのところでも守備のところでも彼の良さを出していたと思うので、チームとしてはすごくポジティブだったと思います」と称賛の言葉を送っている。


