Ao-Tanaka(C)Taisei Iwamoto

日本代表MF田中碧、今夏の移籍成立ならずも前を向く「次に向けて切り替えてやっていくしかない」

日本代表MF田中碧が、今夏の移籍についてやドイツ戦に向けた思いを語っている。6日の代表合宿中の取材に応じた。

田中にとって今夏の移籍市場は難しいものとなった。クラブやメディアを通して移籍希望が伝えられる中で、最終的に次なるクラブと合意に達することができず。最後までどうなるかわからない状況だっただけに悔しい結果に終わった。

田中は「自分だけでできるものではないので、結果としては仕方がない」としつつ、今夏の移籍市場について自身の口で振り返った。

「昨シーズンに関しては決して満足のいくものではなくて、自分の良さを出してはいたが得点やアシストという意味では1ゴール、3アシストくらいしかしていない。それでも評価してくれる監督やクラブがいたことについては、やっていくことに関しては間違っていないなと思いつつ、だからこそ自分自身でもわかっているところもある。今回は残念でしたけど、次に向けて切り替えてやっていくしかないし、間違っていないということをポジティブに捉えつつ、ゴールとアシストは今シーズン意識しながらやれればいいと思います」

そういった意味でも、多くの注目が集まる代表戦は田中にとってもアピールの場となる。さまざまな舞台で戦っている周りの選手から刺激を受け、さらにレベルアップしようとする田中の姿がある。

「ここに来た時に何ができるかが大事だと思うし、常日頃の差は感じつつも、それはピッチに入れば関係ない。そこで自分が何ができるかを証明できれば、僕自身の価値も上がると思う。こういう相手となかなかやれる環境ではないことはわかっているので、選んでもらった以上そこで何ができるか。自分自身に目を向けて、自分自身にフォーカスしてやりたいなと思います

ドイツ戦に向けては「一人前に出して同数でチャレンジしてボールを奪いにいくなど、失点しないことよりもボールを奪いにいくことに重きを置くことが自分たちとしてのチャレンジになると思う」と戦い方のイメージを明かした田中。注目の一戦で結果を残すことができるだろうか。

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