日本サッカー協会は19日、来年のスケジュールを発表。宮本恒靖会長や日本代表の森保一監督らでトークセッションも行われた。
来年はワールドカップを控える重要な一年となる日本代表。先日、通算100試合指揮を達成した森保監督は「多くの試合に携わらせてもらいありがとうございます。ありがたいが、私一人でやったことではなくて信じてくださった方がいて歩んでこられた。感謝申し上げたいなと思います」といつも通り感謝を忘れず。会長として見守ってきた宮本氏は「森保監督が指揮した20試合以上見ている限りは代表チームの活動、協会の立場を慮ってくれながら協力してくれた。それが応援する雰囲気につながったと思います」と感謝を述べた
また、来年に控えるワールドカップについて森保監督は「目標とする世界一になるためにはチームだけではなくサポーター、パートナーの皆様含めて日本全体で一緒の方向に向かっていくことが必要」とし、日本全体で喜べることを求めた。
「目標を達成したいという気持ちです。勝って喜び、優勝して喜んでいただく。日本全国で、世界中で頑張っている日本人の方と共有したい。素晴らしい選手たちが日本のために自己犠牲で戦っている姿を見て、結果は別として『俺も私も明日も頑張ろう』と、日本の盛り上がりと活力になるように挑んでいきたい」
さらに、コーチとして関わったロシア・ワールドカップも含め3度目の本大会を経験する森保監督。気づきとして「ワールドカップは競技団体の力だけでは勝てない。国のパワーでこの舞台は勝負していかないと勝てないということを感じていました」と語り、国民全体の関心事にする必要があるとした。
「日本人の皆さん全員に応援していただき共闘していただければと思う。できればより多くの日本人の方にスタジアムに来ていただき、青色に染めていただきたい。自分のいるところからユニフォーム、青色を着ていただき、自分もチームの一員だという思いに切り替えて念を送っていただければと思います。遠くからの応援でもピッチの選手たちに届くと思います」
宮本会長も「ワールドカップごとにサッカー応援されるという方もいらっしゃると思います。ぜひそういう方にも見てもらいたい。普段から見ているサッカーファミリーの方にもそういった方を巻き込んでいただき、ワールドカップを楽しんでもらいたい」と期待を述べた。
また、ワールドカップよりも先の未来として森保監督は「現在はダークホースとして優勝を狙いに行く立場。未来は本命として優勝を常に狙える国になると思っている。積み上げる力、日本人能力を活かして。コンタクトスポーツで日本一になると難しいと思われるところを覆していきたいと思います」と述べた。
.jpg?auto=webp&format=pjpg&width=3840&quality=60)