カタール・ワールドカップ初戦でドイツ代表を破った日本代表。スペイン『as』は、森保一監督の采配に注目している。
ドイツ、スペイン、コスタリカと同組となった日本。厳しいグループEの初戦では、優勝候補の一角にも挙げられていたドイツと対戦した。前半の内にPKで失点したが後半に入りシステムを変更すると、途中出場の堂安律、浅野拓磨がネットを揺らし、2-1で逆転勝利を飾っている。
この逆転劇は世界中に大きな衝撃を与えており、日本の戦いぶりには賛辞が相次いでいる。そんな中、グループリーグ第3戦で対戦するスペインの大手メディア『as』は、森保監督の采配に注目。以下のように指摘した。
「森保一は疑問を持たれながらワールドカップにやってきた。彼の招集メンバーは日本の批評家を大いに驚かせている。チームがゴールへの意識に問題を抱えているにも関わらず、11ゴールを奪っているセルティックFW古橋亨梧を外したのだ。平均113分に1ゴールという結果は、無視できないものだ。それでも森保のスタイルに合わないとして、彼はカタールに来ることはなかった」
「そしてドイツ戦のスタメンも驚きだった。4-2-3-1といういつものシステムだが、そこに冨安健洋がいなかったのだ。彼は最も信頼できるディフェンダーであり、前半はその代償を支払うことになっている」
その上で「不利な状況に陥ったが、森保はハーフタイムで反応した。冨安を入れて3バックに変更し、前線に4人+2人の中盤を置いたのだ。三笘薫と伊東純也を置いた日本はドイツを苦しめ、最終的には逆転している」と、後半のシステム変更を評価した。
そして、27日のコスタリカ戦も3バックを継続する可能性があると指摘。「今、日本代表は大きなチャンスを手にしている。コスタリカに勝てば、最初の目標達成に限りなく近づくだろう。森保は“ミラクル・システム”を継続することを考えている」と分析。だが、練習を欠席した酒井宏樹と冨安健洋の状態もあり、「システムも含めて問題にぶつかることになりそうだ」と綴っている。
