ブラジル代表のチッチ監督は日本代表戦を振り返り、記者会見でコメントを残した。
キリンチャレンジカップ2022で日本代表と対戦したブラジル。日本の集中した守備に苦戦しながらも、ネイマールのPKで1点を奪い、1-0と勝利を手にした。チッチ監督は「非常にハイレベルな戦いだったと思います。両チームが高いクオリティを示し、競い合った内容で、W杯レベルの対戦だったと思います。特にメンタル面でそれがあったと思います。特に我々が執拗に得点を追いかけたことによって褒賞を得たということだと思います」と勝因を語った。
また、ブラジル代表でフィジコを務めるファビオ氏は「日本の特徴も分析し、どうしていけばいいか考えました」と日本対策があったことを明かす。
「日本のチームはとても速くて非常に驚いた。驚いたというのは言い過ぎですが日本の試合は3、4試合見て、長友(佑都)選手のことも知っていましたし、若い伊東(純也)選手も速い。日本のスピードのコンセプトは非常に良いと思います」
さらに会見では、練習中にリシャルリソンとヴィニシウス・ジュニオールが喧嘩をしたというニュースについて質問が飛んだ。チッチ監督は「面と向かって物事を説明することは重要で、良い質問をしてくれました」と切り出し、全くのでっち上げであることを説明した。
「世界中でフェイクニュースが出回っており、選手同士の喧嘩を報じた人はうそつきです。そんなことはまったくなく、悪意をもった情報だと断言できます。はっきりと申し上げたかった」
さらに、チッチ監督「あなたはとても大きなマスコミの力を持っていますので、不確かな情報を流通させるときは細心の注意を払ってほしいと心から思います」と注意を促した。
