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チェコ代表MFヤンクト、自身がゲイと告白「僕は同性愛者だ。もう隠したくない。人生を自由に生きたい」

チェコ代表MFヤクブ・ヤンクト(27)は13日、自身がゲイであることを告白した。

スペインリーグのヘタフェに所属し、今季はレンタル移籍で母国のスパルタ・プラハでプレーしてるヤンクト。同選手はサッカー界において潜在的に数多くいることが予想されながらも、いまだ“タブー”のように扱われている性的少数者という告白を、13日に行った。SNSのビデオメッセージで、次のように語っている。

「すべての人と同じように、僕には強い部分と弱い部分がある。自分には家族がいる。友人がいる。真剣さ、プロフェッショナリズム、情熱でもって、何年にもわたって全力を尽くしている仕事がある。僕はほかのすべての人と同じだ。僕は自由に自分の人生を生きたい。恐れることなく、損害を被ることなく、暴力もなく、でも愛とともに」

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「僕は同性愛者だ。もう隠したくない」

自身の性的マイノリティを告白したサッカー選手は、少数ながらこれまでも存在した。しかしスペイン『マルカ』によれば、同国でのプレー経験がある男性サッカー選手の告白は初めてであるという。

このビデオメッセージが公開された後には、多くの組織・団体が同じくSNSを通じて反応している。まずユヴェントスが男女両チームのともに支持を表明し、次に所属元のヘタフェが「私たちの選手ヤクブ・ヤンクトに、私たちの最大限のリスペクト、サポートを」と記した。その後も支持の表明が途絶えることはなく、プレミアリーグは「私たちはあなたとともにあります、ヤクブ。フットボールは皆のためにあるのですから」との言葉を伝えている。

ヤンクトはスラヴィア・プラハ、ウディネーゼの下部組織に在籍し、2015年にウディネーゼのトップチームでデビュー。その後アスコリ、サンプドリアでプレーし、2021年にヘタフェに加入していた。チェコ代表としては新型コロナのために2021年6月に開催されたEURO2020に参加している。

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