明治安田生命J1リーグ第5節の浦和レッズ対北海道コンサドーレ札幌が17日に埼玉スタジアム2002で開催された。
開幕からの4試合で1勝1分け2敗の浦和が、同3試合で1勝2敗の札幌をホームに迎えた。試合は、積極的な入りを見せた浦和が早々にチャンスを迎える。5分、敵陣高い位置でボール奪取に成功すると、パスを受けた小泉佳穂がボックス手前で左足を振る。鋭いミドルシュートがゴール右方面に飛ぶも、これはわずかに枠の右にはずれた。
前半の半ばにかけては、“ミシャ”ことミハイロ・ペトロヴィッチ監督の古巣対戦となる札幌が攻勢に出る。金子拓郎やアンデルソン・ロペスがミドルレンジから積極的にシュートへ持ち込んでいくと、27分に決定機。ハーフウェイライン付近でのボール奪取からペナルティアーク右でゴールを受けた金子がカットインして左足でシュートを放つ。しかし、これは左ポストに弾かれて先制点とはならない。
一方、そこからハーフタイムにかけてボール保持率を高めて巻き返した浦和は、42分にゴールへ迫る。左サイドの汰木康也が右足でインスウィングのアーリークロスを入れると、これに正面の杉本健勇が合わせる。力強いヘディングシュートが枠を捉えたが、これはGK中野小次郎の左手一本のファインセーブに遭った。
迎えた後半は、札幌がより良い入りを見せる。48分には、CKの流れからボックス右手前のルーカス・フェルナンデスがクロスを入れると、ファーサイドで田中駿汰が飛び込む。このヘディングシュートが枠に飛ぶもGK西川周作が足を使ったビッグセーブを見せて得点を許さない。
流れを変えたい浦和のリカルド・ロドリゲス監督は、53分に関根貴大に代えて田中達也、64分に小泉と汰木を下げて伊藤敦樹と大久保智明を送り出す。その浦和は73分、ペナルティアーク右手前でFKを獲得。阿部勇樹が直接狙ったシュートが壁を越えてゴール右を捉えるも、ここもGK中野の好セーブに阻まれる。
アディショナルタイムにも浦和に好機。山中亮輔が左サイドから入れたクロスに杉本が頭で合わせるも、このシュートも惜しくも枠の右へ。結局、試合はそのまま0-0で終了。両GKが好守を見せた一戦は両者痛み分けのドローに終わっている。
■試合結果
浦和レッズ 0-0 北海道コンサドーレ札幌
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