Jリーグは再開ガイドラインの作成に注力。再開日程の議論は「22日」からか

【国内サッカーニュース】Jリーグは11日に第5回合同実行委員会を開催。新型コロナウイルスによる中断が続いているが、再開日程については22日から議論されるだろうことを村井満チェアマンが示唆した。

Jリーグは11日午後、第5回合同実行委員会を開催。終了後のメディアブリーフィングでは、再開に向けたプロトコルを詰めていく段階だということが説明された。

新型コロナウイルスの影響により中断が続いているJリーグ。11日午前に行われた第7回新型コロナウイルス対策連絡会議では、韓国やドイツではサッカーリーグが再開されていく状況だが、日本は予断を許さない段階であり、再開に向けて具体的な日程を設定することができないとの提言が専門家の方々より伝えられた。

同日に行われた第5回合同実行委員会においても、再開日程について議論することができず。再開に向けたプロトコルを詰めるにあたっての情報共有がメインとなったようだ。

観戦環境対策プロジェクトリーダーの藤村昇司氏は、「色々なリーグが練習の再開、無観客試合での開幕に向けてプロトコルを発表」しているために入手できる情報量が増えたとして、それらを生かしながらJリーグでもこれからは「チームトレーニングに帰って来るときの基準や注意事項」、「無観客試合にする場合の留意点」、「観客数を抑えながら再開する時はどうするのか」、「クラブの移動や宿泊はこういったところに注意」などいくつかのプロトコルを集約させ、包括的な「Jリーグ再開ガイドライン」を整備していくところだと説明した。

そして、村井満チェアマンも合同実行委員会では「約40ページにわたる詳細なプロトコルを共有させていただいたことを中心に、実行委員の皆様と意見交換」がメインだったため、具体的な議論はしていないとコメント。そのうえで、質疑応答にて日程の議論が開始できる時期が具体的にいつ頃になるかという質問が飛ぶと、以下のように返答した。

「まずは政府の会議等の見解、それから政府見解。これをベースにしながら判断していくことになるだろうと思っています。ある意味では政府見解を軸にNPB・Jリーグ連絡会議の専門家の先生、それから地域のアドバイザーの先生も、それを詳細なスポーツ版に落とし込んで我々に助言をいただいているとのことですので、次のステップは21日の政府専門家会議。それを受ける形で22日、NPB・Jリーグ連絡会議が一つのポイントになる」

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