コートジボワール代表のセバスティアン・アレールは、アフリカ・ネイションズカップ制覇の喜びを語った。
11日に行われたアフリカ・ネイションズカップ決勝でコートジボワールはナイジェリアと対戦。38分にナイジェリアに先制点を許したコートジボワールだが、大観衆の声援を受け、62分にフランク・ケシエが同点弾を挙げる。そして81分、シモン・アディングラのクロスをアレールが難しい体勢から合わせて逆転ゴールをマークした。これが決勝点となり、コートジボワールが2-1でナイジェリアを下して3度目のアフリカ王者に輝いた。
この試合で決勝ゴールをマークしたアレールは、2022年夏にドルトムントに加入した直後に精巣癌と診断されて闘病生活を送った。2度の手術や複数回にわたる化学療法を受け、翌年1月にチームに合流し、奇しくも世界対がんデーに行われた復帰戦となったフライブルク戦でゴールを挙げていた。
決勝前日の10日に「この18カ月間は僕や家族にとって難しいものだった。この数カ月間で起きたことを考えると、君たちの目の前に居られるのは最高のことだ」と話したアレールは、自らの得点でコートジボワールに優勝トロフィーをもたらした後のインタビューで涙を流しながら思いを語った。
「僕たちは何度も何度もこの瞬間を夢見てきた。この瞬間にたどり着くこと願っていたし、この試合は簡単なものではなかった。僕たちが目にしているこの歓喜の場面、ファンもこれにふさわしい。この結果が多くの人たちにとって良いものであることを願っている」
また、ノックアウトステージからチームを託されたエメルス・ファエ暫定監督は「おとぎ話以上のものだ。我々が優勝を成し遂げたなんていまだに信じられない。この大会を振り返ったとき、これは並外れたものだ。奇跡的なことで、我々はあきらめず、最後まで戦い、巻き返し方を知っていたから、トロフィーにたどり着いたと思う」と喜びを語っていた。
