元クロアチア代表FWイヴァン・クラスニッチ氏は自身のひどい腎臓病について語り、いつ死ぬかわからないと告白した。『ミラー』が伝えている。
2008年にブレーメンを退団した後、ナント、ボルトン、マインツでプレーしたクラスニッチは、ブレーメン在籍中に処方された鎮痛剤が最終的に腎臓損傷の一因となり、この元ストライカーが早期引退を余儀なくされたと主張した。クロアチア代表として41試合に出場した元ストライカーは、ブレーメンのクラブ医師が処方した鎮痛剤の影響で、3回の腎臓移植も受けたという。
「あとどれだけ生きられるか誰にも分からない。病気で薬を飲まなければならないとはいえ、まだ生きていることに感謝しなければならない。もちろん、私は怒りを覚えている。私が経験したような苦しみを、誰にも味わってほしくない」
「いくら補償金をもらっても、健康は戻りません。フィールドでパフォーマンスを発揮したいなら、鎮痛剤なしではやっていけない。痛み止めを使わずにプロスポーツをすることは、到底できない。でも、腎臓に問題があると知っていたら、あんな薬は飲んでいなかったね」
なお、2017年3月31日に下された判決で、クラスニッチ氏が2008年に民事医療過誤訴訟を起こしたブレーメン地方裁判所は、苦痛と苦しみに対する賠償金として10万ユーロ(約1700万円)を支払うよう命じた。
2007年にブレーメンのチームドクターを務めていたゲッツ・ディマンスキ氏と、当時、定期内部検査を担当していた心臓専門医のマンジュ・グハ氏は、クラスニッチ氏の過去および将来の医療費と収入損失に対する損害賠償を支払うよう命じられた。
