元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、イタリアのラジオ局『Radio24』のラジオ番組に出演してイタリア代表について自身の見解を示した。
2010年に日本代表監督に就任すると、アジア予選を勝ち抜いてブラジル・ワールドカップ(W杯)へとチームを導いたザック氏。そんなイタリア人指揮官は、カタールW杯欧州予選で本大会出場を決めることができず、3月のプレーオフへと回ったイタリア代表について持論を展開した。
「今は穏やかに落ち着きを取り戻すべきだ。確かに最近のパフォーマンスは分析していく必要がある。だが、私は単純にメンタルの問題だと考える。優勝を経験した後、再出発してからも勝利に勝利を重ねていくものと考えがちだが実際はそうはいかない」
「それにW杯欧州予選はEURO(ユーロ)2020を準備するのと違う。あの時は1つの目標に向かって準備するだけだったが、W杯予選は間にリーグ戦やカップ戦があってエネルギーを集中できない」
3月のプレーオフには、FWクリスティアーノ・ロナウドを擁するポルトガルも出場する。
「この段階で簡単な試合などない。だがイタリアはポルトガルよりも実力が上回っている。試合の流れを変えることのできるクオリティのある選手はいるので、注意を払う必要はあるがね。いずれにせよイタリアはチームとしてレベルが高い。EUROで優勝できたのも偶然ではない」
「ただ現在は何人かの選手のコンディションが良くない。例えばEUROで決定的な役割を担った(ニコロ)バレッラは調子を落としている。それに選手たちのメンタル面も以前と違う。EUROで優勝してしまったことであの時のような信念、みんなを驚かそうとする意欲が感じられなくなってしまった。歴史的快挙を成し遂げようとして化学反応が起こればすべてがより簡単になるが、それがない」
