ラツィオに所属するイタリア代表MFマッティア・ザッカーニが、UEFA(欧州サッカー連盟)のインタビューに応じ、アレッサンドロ・デル・ピエロ氏から褒められたことなどを明かした。
EURO2024(ユーロ2024)でスペイン、クロアチア、アルバニアと同居する死の組グループBにおいて、1勝1分1敗の成績で2位通過を決めた前回王者のイタリア。第3節のクロアチア戦(1-1)では、55分にルカ・モドリッチのゴールで先制され、2位通過が絶望的となった試合終了直前に、ザッカーニが2006年ドイツ・ワールドカップ(W杯)準決勝ドイツ戦のデル・ピエロ氏のゴールを彷彿とさせる同点弾をマークし、アッズーリの運命は変わった。ラツィオMFが歓喜の瞬間を振り返った。
「あれがラストプレーだと気付いていなかったので、僕は自分のポジションのままで、左サイドに張っていた。ボールが来た瞬間、ためらうことはなかった。ベンチにいたメンバー全員やスタッフとで、ファンタスティックなゴールセレブレーションになったよ。みんなが積み重なったため、肋骨を痛めた者も何人かいた」
またザッカーニは、ドイツW杯のデル・ピエロ氏と酷似するゴールを挙げた後、本人から直々に賛辞を受けたことを明かしている。
「ゴールは似ていると思う。デル・ピエロは、僕の子どもの頃からのアイドルなんだ。EURO直前に(イタリア代表施設のある)コヴェルチャーノで初めて会ったが、あの試合の後も電話をくれて褒めてもらったんだ」
続いてイタリア代表MFは、29日に予定されている決勝トーナメント1回戦の対戦相手スイス(グループA2位)に警戒を強めた。
「スイスを倒して準々決勝へ勝ち進むためには、素晴らしい試合をする必要がある。相手は強く、結束しているチームで、ビデオで少し確認した。強豪国を、それ以外のチームが困難に陥れているが、オーストリアとスイスがより印象的だった」
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