イタリア代表指揮官のルチアーノ・スパレッティが9日のイスラエル戦終了後、チームを称賛した。イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
王者として臨んだ今年6月のEURO2024(ユーロ2024)では、スイスに敗れてベスト16敗退に終わったイタリア。リベンジを期して臨んだネーションズリーグ(UNL)では、初戦でフランスとのビッグマッチを制して白星発進に成功。9日の第2戦でもイスラエルに2-1と勝利し、ベルギーも同居するグループ2で単独首位に浮上した。
イタリアメディアは、「おそらくルチアーノ・スパレッティは、この勝利にフランス戦よりも満足しているだろう。複雑で厳しい試合で白星にたどり着いた」と報道。スパレッティは「イタリアは、みごとに自らのプレーを見せた。多くのワナが潜んでいた。相手は低い位置を取り、われわれはやや疲労があってやや冷静さを欠いていた。全てが難しくなり得たが、秩序を保てたことが重要だった。われわれは成熟したチームではない。極めて成熟したチームだ。チームの成熟度のおかげで勝てた」と試合後に自身の見解を示し、復活の兆しを見せるアッズーリを称賛した。
またスパレッティは、強さの秘訣として選手たちを普段からプレーしているポジションで起用していることを挙げた。「選手たちを各クラブでプレーしているポジションで起用するようにしている。だから目をつむってもプレーでき、ボールポゼッションにおいてクオリティがみられるんだ」と明かした。
続けて指揮官は「フラッテージは、プレーに関わっていない時でも、かなりの仕事量をこなしている。チームが数的有利を作れるように常に助けてくれている。また、飛び出しのクオリティを持っていて、いつも良いポジションにいる。我々にとって極めて重要な選手だ」とコメント。アッズーリの先制点を挙げ、2点目にも絡む活躍を見せたダヴィデ・フラッテージを絶賛している。
さらに、新天地リヴァプールでの適応を優先して招集メンバーから外れたフェデリコ・キエーザにも言及。「彼はセカンドトップとしてプレーできると想像している。より自由にサイドへ流れることもできる。この3-5-2のシステムの2トップは、1人が中央にいて、もう1人がサイドに開くということも可能だ。必ずしもセンターフォワード2人である必要はない」と2トップの一角として機能すると語っている。
リーグA(グループ2)で現在1位のイタリア代表は、日本時間の11日にベルギー代表とのグループリーグ第3戦に挑む。
