イタリア代表に初招集されたトリノの22歳MFチェーザレ・カザデイが17日、合宿先で記者会見に出席してイタリアとイングランドの違いなどついて語った。
2022年夏に下部組織から過ごしたインテルを退団し、チェルシーへと移籍したカザデイ。その後はレディングやレスターなどでのプレーを経て、今年2月に2年半ぶりにイタリアへ復帰した。するとトリノでの活躍を経て、ルチアーノ・スパレッティ監督率いるアッズーリへ初招集を受けている。
「全てがあっという間に起きたが、僕は現在に集中し、日々取り組みを行うようにしている。初めて代表に招集されたことは光栄であり、全力を尽くしたい。代表監督から褒めてもらい、トレーニングに向き合う上でさらなるモチベーションになったんだ」
そしてトリノMFはイングランドでのプレーを振り返り、自身の成長を明かしたほか、イタリアのカルチョとの違いに言及した。
「自分に関しては、国外での経験で得たことは多い。だがみんなにとって同じではないので、それぞれが自分のキャリアを歩んでいくべきだ。僕はイギリスでの2年間で多くを得ることができたと言える。人として、選手として、異なる自分になったように思う。僕をサポートしてくれた人たちに感謝したいね」
「イギリスのフットボールは、イタリアとは異なる。技術面で言うと、主な違いはインテンシティにあると思う。だが、セリエAもインテンシティが高くて競争力があると思うよ。イギリスの方が若手を抜てきする意欲があるかって? それは分からないが、自分の個人的な経験なら言える」
「イギリスでは、さまざまなクラブを渡り歩き、さまざまな経験を積んだ。だが、イタリアvsイギリスと一般化した形で語る気分にはなれないよ。正直、2カ国の間にそれほど大きな違いがあるとは気付かなかった。チャンスの問題だと思う」


