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メッシ躍動!南米王者アルゼンチン、欧州王者イタリアを下しFINALISSIMA初代王者に輝く

現地時間1日、EURO2020王者イタリアとコパ・アメリカ2020王者アルゼンチンによる「FINALISSIMA(フィナリッシマ)2022」がウェンブリー・スタジアムで行われた。

UEFAによって新たに新設された、欧州王者vs南米王者による新たなカップ戦。W杯出場を逃したイタリアにとっては、キエッリーニの代表引退試合も兼ねているとはいえ、2024年のEUROに向けて新たなスタートを切る重要な一戦といえた。

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立ち上がりからアルゼンチンがボールを保持して攻勢に出るが、イタリアも苦しい時間を耐えてカウンターを仕掛ける。拮抗した展開が続く中、違いを生み出したのはアルゼンチンが誇る10番だった。

28分、ペナルティーエリア手前左でボールをキープしたメッシが、鋭い反転から縦に仕掛けてエリア内に侵入。折り返したボールをラウタロ・マルティネスが合わせ、アルゼンチンが先制する。

先制を許したイタリアはなかなか前線のベロッティにボールが収まらず、厚みのある攻撃を仕掛けることができない。迎えた前半終了間際には、GKエミリアーノ・マルティネスからのロングキックを前線で収めたラウタロが反転して持ち上がると、スルーパスに抜け出したディ・マリアがGKドンナルンマを嘲笑うかのようなチップキックでネットを揺らし、2-0と突き放した。

後半、2点を追うイタリアはベルナルデスキ、ベロッティ、そしてキエッリーニを下げ、ロカテッリ、スカマッカ、ラッザリを投入。反撃を試みるが、後半もアルゼンチンは攻撃の手を緩めない。

60分、ディ・マリアのカットインシュートはGKドンナルンマがかろうじてはじいてCKへと逃れる。直後のCKからディ・マリアが強烈なボレーを放つも、再びGKドンナルンマが横っ飛びではじき出した。さらにはエリア内右を抜けたメッシの折り返しを、ファーサイドのロ・チェルソが押し込むも枠を捉えることはできない。

怒涛のような攻撃を披露するアルゼンチンに対し、我慢の時間帯が続くイタリアは62分にペッシーナを下げてスピナッツォーラ、77分にエメルソンを下げてバストーニを投入。アルゼンチンも76分にデ・ポールに代えてパラシオスを投入した。

85分にはラウタロとロメロを下げてアルバレスとペッセーラを投入したアルゼンチンは、さらにディバラ、ニコラス・ゴンザレスを投入。すると終了間際にメッシの突破からディバラが3点目を奪い、3-0で完勝。欧州王者に付け入る隙を与えず、新設されたFINALISSIMA初代王者に輝いた。

■試合結果

イタリア 0-3 アルゼンチン

■得点者

イタリア:なし

アルゼンチン:ラウタロ(28分)、ディ・マリア(45+1分)、ディバラ(90+4分)

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