現地時間23日、イタリア・セリエAは第34節が行われ、インテルはホームのジュゼッペ・メアッツァにローマを迎えた。
ミラン、ナポリとの熾烈なスクデット争いを繰り広げているインテルにとって、一つも勝ち点を落とせない状況で迎えるのはモウリーニョ監督率いるローマ。直近12試合で負けがない難敵だが、立ち上がりからインテルが攻勢に試合を進める。
まずは18分、チャルハノールの強烈なミドルシュートが枠を捉えるも、GKルイ・パトリシオがはじき、こぼれ球を押し込むことはできない。
迎えた30分、ジェコの落としからチャルハノールがダイレクトで前線にスルーパスを送る。抜け出したドゥンフリースがGKとの1対1を制し、インテルが均衡を破った。
さらに40分、抜け出したペリシッチとスイッチする形でエリア内左に抜けたブロゾヴィッチが、細かいステップでカットインして右足を振り抜く。ゴール右へと強烈なシュートが突き刺さり、インテルが大きな追加点を挙げた。
インテルが2点をリードして迎えた後半、反撃に出たいローマだが、その出鼻を挫かれてしまう。52分、チャルハノールの右CKを、ゴール前でフリーとなっていたラウタロ・マルティネスが頭で叩きつけ、試合を決定付ける3点目を挙げた。
3点ビハインドとなったローマは64分、エル・シャーラウィとペッレグリーニを下げてヴェレトゥとカルラス・ペレスを投入。一方のインテルはジェコ、ディ・マルコを下げ、さらに72分にはブロゾヴィッチとペリシッチを下げてガリアルディーニとゴセンスを投入する。
セルジオ・オリヴェイラ、ショムロドフ、ビーニャを投入して一矢報いたいローマは85分、エリア内左に侵入したショムロドフの折り返しをニアサイドのカルスドルプがスルーし、中央でフリーとなったムヒタリアンがゴール右へと流し込んでようやく1点を返す。
しかしローマの反撃もそこまで。アディショナルタイムの4分間も含めて追加点を許さなかったインテルが4連勝を飾った。
■試合結果
インテル 3-1 ローマ
■得点者
インテル:ドゥンフリース(30分)、ブロゾヴィッチ(40分)、ラウタロ(52分)
ローマ:ムヒタリアン(85分)




