現地時間29日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はリーグフェーズの最終節が行われ、南野拓実の所属するモナコは敵地ジュゼッペ・メアッツァでインテルと対戦した。
4位インテルと3ポイント差で直接対決を向けたモナコは、南野が左サイドで先発出場。トップのエンボロをアクリウシェ、ゴロビンと共に2列目からサポートする。
しかし、敵地での下克上を狙うモナコにとっては非常に厳しい立ち上がりに。開始わずか2分、最前線でボールを受けたテュラムが、トラップを浮かせて上手く反転して抜け出そうとしたところをザカリアが倒してしまいPK。このPKをラウタロがど真ん中に沈め、インテルが先制する。
さらに11分、抜け出そうとしたテュラムを後ろから抱え込むようにして倒してしまったマウィッサが一発退場。1点ビハインドのモナコは10人での戦いを余儀なくされた。
数的優位を得たインテルは16分、ディマルコの左クロスをGKマイェツキがはじき、こぼれ球を拾ったバレッラが冷静にエリア内左にラストパスを送る。これをラウタロが右足で狙うと、GKマイェツキは止めきれず、インテルが追加点を奪った。
2点のビハインドを背負ったモナコは失点後、アクリウシェに代えてエンリケを投入し、穴の開いた最終ラインを補うが、試合は完全にインテルペース。ホームのインテルはその後もディマルコが抜け出す決定機を作り出すなど攻勢を続けるが決めきれず。2点リードで試合を折り返した。
後半、モナコはテゼとマガサを投入し、南野は右サイドにポジションを移した。ややリスクを冒して反撃を試みる数的不利のモナコに対し、インテルは59分、テュラム、バストーニ、バレッラを下げてアルナウトヴィッチ、カルロス・アウグスト、フラッテージを投入する。
すると迎えた67分、カウンターからドリブルで持ち運んだムヒタリアンのシュートをGKマイェツキがはじき、こぼれ球をラウタロが押し込んでハットトリックを達成した。
試合をほぼ決定づけたインテルに対し、モナコは失点の直後、南野を下げてミシャルを投入。しかし、ダルミアンとデ・ピエーリを投入したインテルがアディショナルタイムの6分間でも10人のモナコにチャンスを与えず、ホームで完封勝ちを収めた。
勝利したインテルは勝ち点を19に伸ばし、ノックアウトフェーズへのストレートインを果たしている。
■試合結果
インテル 3-0 モナコ
■得点者
インテル:ラウタロ(4分PK、16分、67分)




