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エース・ラウタロ圧巻2発!インテル、ミランに3発快勝で11年ぶりコッパ・イタリア優勝へ王手

コッパ・イタリアは19日に準決勝セカンドレグが行われ、インテルとミランが対戦した。

同じミラノに本拠を置くイタリアの2大クラブ、今季のセリエAでも激しい優勝争いを繰り広げるインテルとミラン。コッパ・イタリア決勝進出をかけ、インテルがホーム扱いのセカンドレグで再び激突した。

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ファーストレグはスコアレスドローに終わっていたが、セカンドレグは開始早々に動く。4分、ボックス手前でサイドチェンジすると、ダルミアンのクロスに合わせたのはラウタロ・マルティネス。豪快なボレーを突き刺し、インテルが早速リードを奪った。

早々にスコアが動いた一戦だが、その後は中盤での攻防が続く。劣勢のミランは25分、カウンターからレオンが抜け出したかに思われたが、飛び出したGKハンダノヴィッチに阻まれる。28分にもレオンがボックス内に侵入して決定機を迎えたが、ここも守護神のファインセーブに遭った。さらに直後にもFKのこぼれ球をサーレマーケルズが強烈なボレーで叩いたが、三度GKハンダノヴィッチに阻まれている。

すると、猛攻を守護神の活躍で凌いだインテルがリードを広げる。40分、レオンのシュートをGKハンダノヴィッチが弾いたところからカウンターを発動。バレッラ、ブロゾヴィッチとつなぎ、最後はホアキン・コレアのパスに抜け出したラウタロ・マルティネスがGKの上を浮かすシュートを流し込んだ。エースの2ゴール目で、インテルが2点をリードして前半を折り返す。

2点ビハインドのミランは、後半頭から2枚替え。トナーリとサーレマーケルズに代え、ブラヒム・ディアスとジュニオール・メシアスを投入し、状況の打開を図る。しかし上手くボールを運べず、53分には絶好調のラウタロ・マルティネスに枠内シュートを許した。

苦しむミランは60分、ジルーの落としにブラヒム・ディアスが反応したが、DFのブロックに遭う。それでも66分、CKのこぼれ球を走り込んだベナセルが豪快に叩き込み、1点を返したかに思われた。しかしオフサイドポジションにいたカルルが関与したとして、VARレビューの結果取り消されている。押し込まれ気味だったインテルはその直後、ラウタロ・マルティネスとホアキン・コレアをジェコ、アレクシス・サンチェスと交代している。

激しい攻防が続いたが、82分にインテルが勝負を決める3点目。ボックス内へと飛び出したブロゾヴィッチの折り返しに、ゴセンスが1月の移籍後初ゴール。インテルがミランを寄せ付けず、3-0で快勝を収めた。

この結果、インテルが2試合合計3-0でミランを下し、決勝進出。2010-11シーズン以来8度目の優勝を目指し、ユヴェントスとフィオレンティーナの勝者と激突する。

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