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インテル、ホームでカリアリを圧倒し首位浮上!ラウタロの2ゴールなどで4発快勝

現地時間12日、イタリア・セリエAは第17節が行われ、インテルはホームのジュゼッペ・メアッツァにカリアリを迎えた。

首位ミランを追いかける2位インテルにとって、勝てば首位浮上となる重要な一戦。リーグでは第8節のラツィオ戦以来、負けがなく、現在5連勝と勢いに乗るインテルに対し、カリアリは第8節のサンプドリア戦を最後に白星がなく、現在4試合連続ドローと勝てない時期が続いている。

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立ち上がりから下位に沈むカリアリを圧倒するインテルは、古巣対戦に燃える出場停止明けのバレッラが積極的にシュートを放つ。12分には、シュクリニアルが攻め上がって強烈なミドルシュートを放ったが、GKクラーニョが横っ飛びではじき出した。

試合が動いたのは29分、チャルハノールの右CKをニアサイドのラウタロが頭で合わせ、攻勢のインテルが先制する。

その後も主導権を握るインテルは43分、アレクシス・サンチェスのスルーパスに抜け出したドゥンフリースが、飛び出したGKクラーニョをかわしたところで倒されてPKを獲得。このPKをラウタロが蹴ると、ゴール左でクラーニョがセーブし、こぼれ球をチャルハノールが押し込むも再びクラーニョが飛びついてゴール上へと外れた。

追加点のチャンスを活かしきれなかったインテルだが、後半立ち上がりに追加点を手にする。50分、右サイドでスローインを受けたバレッラが、リフティングの要領でボールをコントロールしてボレーのようにゴール前に折り返すと、中央に走り込んだA・サンチェスがダイレクトで合わせてゴール左へと流し込んだ。A・サンチェスは今季初ゴール。

さらに54分、シュクリニアルのスルーパスにドゥンフリースが抜け出し、ゴール前にはラウタロも走り込んでいる中、シュートを選択するもGKクラーニョが足でブロック。60分にもラウタロのパスをエリア内で受けたA・サンチェスがシュートフェイントでDFをかわして左足を振り抜くも、GKクラーニョが反応して防いだ。

守護神クラーニョの奮闘が目立つカリアリだが、66分にはチャルハノールがペナルティーエリア手前左からカットインして右足を振り抜くと、クラーニョの横っ飛びも及ばず、ゴール右へと決まってインテルが試合を決定付ける3点目を挙げた。

続く68分には、バレッラの浮き球パスに抜け出したラウタロが、胸トラップから冷静にGKクラーニョの位置を見てゴール左へと流し込み、インテルが4-0と突き放した。

勝利を確信したインテルは72分、ラウタロ、ブロゾヴィッチ、ドゥンフリースを下げてサトリアーノ、ビダル、ディマルコを投入。75分にはチャルハノールを下げてセンシを投入し試合を終わらせにかかる。

一矢報いたいカリアリだが、前からプレスを掛けてもインテル巧みなパス回しでこれを回避。前線でまったくボールが収まらず、前半からほとんどシュートを打てないまま時間だけが過ぎていく。

インテルは小気味よくボールを回しながら試合をコントロール。リスクを冒さず、上手く時間を使いながら無失点で完勝。今節引き分けに終わったミランをかわして首位に浮上した。

■試合結果

インテル 4-0 カリアリ

■得点者

インテル:ラウタロ(29分、68分)、A・サンチェス(50分)、チャルハノール(66分)

カリアリ:なし

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