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 20250325-indonesia-supporter©Getty Images

すさまじいサッカー熱とW杯への渇望。インドネシア人記者が語るインドネシア代表にとっての日本戦の意味

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すでに8大会連続8度目のW杯本大会出場を決めている日本代表は、5日に行われたオーストラリア代表戦を0-1で落とした。対するインドネシア代表は中国代表に1-0で勝利を収め、勝ち点12でアジア・プレーオフ(4次予選)進出を確定させた。

インドネシア国内のサッカー熱はすさまじく、同国代表は初のW杯出場に向けた熱量を日本代表にぶつけてくることが想定される。バルセロナで活躍した元オランダ代表FWパトリック・クライファート氏が監督を務め、国策として帰化選手を増やし強化を図っており、この日本代表戦に臨むメンバーの欧州組は12人を数える。

そこで今回は5月に行われたラ・リーガメディアツアーに参加したインドネシアメディアKompas.comに所属するセム・バガスカラ記者に話を聞いた。12年以上の記者キャリアを持つバガスカラ氏によると、インドネシアでは「久保建英、三笘薫、遠藤航といった選手がとても人気」であり、久保は「体格に恵まれていないインドネシアの選手たちにとっても、素晴らしい模範となっている」と話す。ベテラン記者が語る、日本代表、そして警戒するべきインドネシア人選手とは?

警戒すべきは帰化選手と…

――日本代表の印象は?

「非常に強い代表チームです。2026年W杯の出場権を最初に獲得した国でもあり、ヨーロッパのトップリーグで活躍する選手も多い。森保一監督の下で安定したチーム作りを続けています。3バックを採用し7人で攻撃することが多く、守備的な布陣ではありません。森保監督は攻撃的な選手をウイングバックとして起用していて、そのフォーメーションが日本の躍進を支えたと思っています」

――インドネシア代表はどのように対抗しますか?

「(中国戦の勝利によって)選手たちの士気が上がり、自信を持って日本戦に臨んでくるはずです。しかし相手は日本です。私は日本代表に“控え選手”はいないと思っています。誰が出ても素晴らしいクオリティを持っているので、インドネシア代表が吹田で勝ち点を獲得したいのであれば、100%の力を出し、ハードワークしなければいけません」

――今回のインドネシア代表で注目の選手はいますか。

「いま一番将来を期待しているインドネシア人選手はMFマルセリーノ・フェルディナン(オックスフォード)です。彼は20歳と若く、成長の余地が大いにあります。ジャカルタで行われたサウジアラビア戦での2ゴールは、彼の才能とポテンシャルを証明しました(最終予選第6節、2-0でインドネシアが勝利)。

 フェルディナンは若いながらも自信を持っており、代表チームではすでにベテランの風格を感じさせます。ドリブルを駆使しながら、ディフェンダーを翻ろうするプレーが得意です。しかし改善の余地を挙げるとすれば、落ち着きとラストパスでしょう。また、もっと完成度の高い選手になるためには、フィジカル面の強化も必要です」

20241105-indonesia0Marselino FerdinanGetty Images

――日本代表が警戒するべき選手は?

「フェルディナンはもちろん、FWオレ・ロメニー(オックスフォード)が代表チームで素晴らしい活躍を見せています。最終予選でも、オーストラリア代表、バーレーン代表戦、中国代表戦と続けて得点を上げています。MFトム・ハイェ(アルメレ・シティ)もチームに不可欠な存在です。彼は試合のテンポをコントロールし、ビルドアップに貢献します。また、セットプレーの場面でも違いを生み出せます」

――インドネシアがW杯にかける思いを教えてください。

「過去、1938年のワールドカップフランス大会に出場しています。しかし、当時は植民地としてオランダの統治下にあり『オランダ領東インド』としての出場でした。このチームはオランダ人とインドネシア人の選手が混在していましたが、ノックアウト方式の1回戦で、この大会で準優勝したハンガリーに0-6と大敗して姿を消しています。

そのような歴史的背景のある国がインドネシアなんです。W杯に出場できれば、同国としては史上初めてとなる世界最高峰の舞台です。日本との試合で良い結果を出すことが、サッカーへの情熱があふれるインドネシアにとって、W杯出場権獲得に向けた大きな成果となるでしょう」

インドネシアを率いるクライファート監督も、「このタイミングで日本と戦うのはとてもいいこと。日本はこのグループで1番強いチーム」と前日会見で語っている。吹田での戦いは「真剣勝負」(同監督)。日本と戦いさらに強化を図り、10月に開催予定のアジア・プレーオフ(4次予選)に邁進する。

20250610-indnesian-jurnalist©Rintaro Asano

▲セム・バガスカラ記者

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