ヘンクに所属する韓国代表FWオ・ヒョンギュが、今夏実現しなかったシュトゥットガルト移籍について言及した。ドイツ『ビルト』が韓国メディアへのコメントを伝えている。
ドイツ代表FWニック・ヴォルテマーデがニューカッスルへ移籍したシュトゥットガルトは、移籍市場終盤にオ・ヒョンギュ獲得に動いた。移籍金は約2800万ユーロと報じられ、ヘンクの許可を得たオ・ヒョンギュはデッドラインデイに現地入り。しかしメディカルチェックで、9年前の十字靭帯損傷が当初の想定よりも深刻と判断され、後遺症のリスクも否定できないとされたため、クラブは獲得を見送った。
その後、韓国代表のアメリカ遠征に合流したオ・ヒョンギュは、アメリカ戦(2-0)で途中出場し、先発出場したメキシコ戦(2-2)では1ゴール1アシストを記録。これを受けヘンクは公式インスタグラムで「オ・ヒョンギュ vs メディカルチェック、1-0」と、シュトゥットガルトを皮肉る投稿を行った。
一方、本人は「コンディション的にもメンタルの面でも準備はできていたので失望しました。ブンデスリーガでストライカーとしてプレーするのを楽しみにしていましたが、シュトゥットガルトには理由があったのでしょう」とコメント。さらに膝の問題についても説明した。
「高校時代以来、膝の痛みもなければ、膝の問題でプレーを休んだこともないです。プロ選手としてのキャリアでも問題なく、すでにセルティックやヘンクでもプレーしてきました。もしどのクラブからも欲しいと思われるほど成長できれば、問題はないと思います。シュトゥットガルトに対してなんらかの感情を抱くのではなく、マーケットに向けて自分の力を示すため努力していきます」
なお『ビルト』は、シュトゥットガルトの判断について「シュトゥットガルトは金銭面で従来通り一貫しており、リスクを冒そうとはしなかった」と指摘。また「オ・ヒョンギュが現時点でコンディションに問題がないことはクラブ内でも誰も否定していない。オ・ヒョンギュの今後の成長については、ネッカー川沿いの地で間違いなく注視していくことになるだろう」と伝えた。




