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町野修斗、今夏以降の去就は不透明のまま?キールSD「オファーがあれば真摯に対応」

ブンデスリーガ2部に降格したホルシュタイン・キールのFW町野修斗は、今夏以降の去就が依然として不透明なままのようだ。地元メディア『キーラー・ナハリヒテン』が報じている。

現在25歳の日本代表FW町野は昨季、初挑戦のブンデスリーガ1部で11ゴールを挙げるなど、持ち前の決定力を発揮した。この活躍を受け、ボルシア・メンヒェングラットバッハをはじめ、ハンブルガーSVやウニオン・ベルリンといったブンデスリーガ1部の複数クラブ、さらにはプレミアリーグ勢からの関心を集めていることがこれまで複数メディアで伝えられていた。

一方でキールのオラフ・レッベSD(スポーツディレクター)は先月、『スカイ』のインタビューで「我々としては、移籍に際して最低ラインを設定している。それは1000万ユーロ(約17億1000万円)以上という金額だ」と発言。その後、町野はアメリカでプレシーズンキャンプを行うチームに合流し、移籍報道は一時沈静化している。

そしてキャンプも終盤を迎える中、レッベSDは改めて、今夏の移籍が取り沙汰される選手たちについて言及。「チームの大部分はすでにそろっており、我々はこの構成に満足している。今いる選手たちを100パーセント信頼している。とはいえ、移籍市場が開いている今後2カ月間で何かが起こる可能性は常にあるものだ」と語ると、町野とMFアルミン・ギゴヴィッチの名前を挙げた。

「町野修斗もアルミン・ギゴヴィッチもホルシュタイン・キールの選手であり、チームとともに練習している。両選手について、主導権は我々が握っている。オファーがあれば真摯に対応するつもりだ」

なお『キーラー・ナハリヒテン』によれば、昨季ブンデスリーガ1部での印象的な活躍を受け、町野とギゴヴィッチにはヨーロッパ各国の1部リーグクラブから関心が寄せられている模様。また、両選手自身も2部リーグにとどまるべきではないと考えているとも報じられている。一方で、すでにキールには複数の打診が届いているものの、クラブ側が納得できる正式オファーはいまだ提示されていないようだ。

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