アジアサッカー連盟(AFC)は、サンフレッチェ広島のレギュレーション違反を発表している。
広島は5日、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)でライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)に6-1で大勝。先月末に加入したばかりのフランス人FWヴァレール・ジェルマンが68分からデビューを果たし、74分には早速ゴールも奪っていた。しかし、このジェルマンの出場が規約違反となったようだ。
ジェルマンは、前所属クラブであるマッカーサーFC(オーストラリア1部)の選手として出場した2024年2月22日のAFCカップ(ACL2の前身大会)のセントラルコースト・マリナーズ戦(2-3)で、相手選手への暴行によってAFCから3試合の出場停止処分を受けていた。そしてこの処分を未消化のまま広島へと加入し、今回のライオン・シティ・セーラーズ戦に出場したことで、AFCの規定に抵触している。
AFCはこの試合を没収試合扱いとし、ライオン・シティ・セーラーズの3-0の勝利扱いに決定。さらに広島には、1000ドル(約14万8000円)の罰金と参加報酬の50%が没収される処分が科されている。
なおジェルマンは、マッカーサーFC在籍中に国内リーグの試合で不適切な行為を行ったことで2試合の出場停止処分を受けており、Jリーグ側は明治安田J1リーグの横浜FC戦(2日)および柏レイソル(16日)戦を出場停止とすることを発表していた。


