第103回全国高校サッカー選手権の準決勝2試合が11日に国立競技場で行われ、決勝戦の対戦カードが決定した。
昨年末に開幕し、4日までに準決勝進出4チームが決まっていた今回の高校サッカー選手権。そして11日、国立競技場で東福岡(福岡)vs前橋育英(群馬)、流通経済大柏(千葉)vs東海大相模(神奈川)の2試合が行われた。
第1試合となった東福岡vs前橋育英の名門対決は、一進一退の攻防に。11分に東福岡が先制してリードを奪って前半を折り返したが、後半に入って前橋育英が反撃。48分、54分と佐藤耕太が立て続けにネットを揺らして逆転に成功すると、58分に白井誠也が3点目をマーク。このまま3-1で勝利し、優勝した2017年以来の決勝進出を果たした。
そして第2試合では、優勝候補筆頭として2007年以来2度目の頂点を目指す強豪・流通経済大柏と、初出場ながらベスト4まで勝ち上がった東海大相模が激突。序盤から激しい攻防が続く中、40分に獲得したPKを柚木創が沈めて流通経済大柏が先制に成功する。後半も両者積極的に前に出る展開となったが、試合はこのまま終了。1-0で流通経済大柏が勝利した。
この結果、13日に国立競技場で行われる決勝戦の対戦カードが決定。7大会ぶりの優勝を目指す前橋育英と、2度目の大会制覇を狙う流通経済大柏、96回大会の決勝戦と同じ対戦カードとなった(96回大会は前橋育英が1-0で勝利)。
