ハーツの小田裕太郎がスコティッシュ・プレミアシップのシーズン開幕節で決勝ゴールをマークした。
5日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ開幕節でハーツは敵地でセント・ジョンストンと対戦。小田は中盤の右サイドで先発出場し、先日にFC東京から加入した田川亨介はベンチスタートとなった。
VARの問題で試合開始が遅れたセント・ジョンストンとハーツの一戦の前半は、両チームともに多くの見せ場なし。ホームチームがセットプレーで強さを見せる一方で、アウェイチームはトランジションで速さを見せるが、リズムをつかめず、スコアレスで試合を折り返す。
以下に続く
後半も同様の形で試合が進む中、69分に田川が途中出場して迎えた75分に小田がハーツに先制点をもたらす。左サイドのCKからのこぼれ球が敵陣の浅い位置から前線に放り込まれると、日本人MFが巧みなトラップでセカンドボールを拾い、素早く右足を振り抜く。低い弾道のシュートはゴール左サイドに突き刺さり、待望の先制点が生まれた。
リードを奪ったハーツはその後、試合のペースを握ると、後半アディショナルタイムにローレンス・シャンクランドが追加点をマーク。試合はこのまま終わり、ハーツが2-0でセント・ジョンストンを下して開幕白星を挙げた。
なお、この試合で先制点をマークした小田は、イギリス『BBC』のプレイヤー・オブ・ザ・マッチに選出。「何人かのハーツの選手は素晴らしい試合をしたが、オダは最高水準のシュートとともに継続的に自身のクオリティをアウトワイドとインサイドの両方で示した」と評価した。