Eden-Hazard(C)GettyImages

アザールが32歳で現役引退を決断した理由は?「ピッチで楽しめなくなったら…」。復帰の噂は完全否定

先日に現役引退を発表したエデン・アザール氏が、その理由について語っている。

リールで台頭したアザールは、2012年に加入したチェルシーで通算352試合に出場して110ゴール92アシストを記録。2度のプレミアリーグ優勝やFAカップ制覇に貢献した。しかし、2019年夏に推定1億1500万ユーロの移籍金でレアル・マドリーに加入して以降は度重なるケガに苦しめられ、4年間で76試合出場7ゴールという結果に終わり、昨シーズン限りで退団していた。そして今月10日、アザールは自身のSNSで「自分自身の声に耳を傾け、適切なタイミングで引退することを決めた」と現役引退を決断したと発表している。

そんな32歳の元ベルギー代表FWだが、18日にフランスのカレーで行われたチャリティーマッチに出場。そしてベルギーメディア『L’Avenir』のインタビューに応じ、現役引退について説明している。

「人生においてすべてを説明することはできないけど、今はすごく平穏に感じているんだ。幸せだよ。難しいとは言わないけど、簡単じゃなかった。でも、ずっと考えていたことが助けになったかもしれない。サッカー以外にもやるべきことがたくさんあるし、冷静に決断することができたね」

「代表チームを引退した時(今年3月)、もう(現役引退を)考えていたんだ。僕は常に『ピッチで楽しめなくなったら辞める』と言ってきた。お金のためにどこかでプレーするのも嫌だったんだ。(現役引退は)ベストな決断だったと思っている。トレーニングも、プレーすることもなくなった。決断はシンプルだったよ」

また、ケガに悩まされたレアル・マドリー時代を回想。「悪いことばかりじゃなかったよ。素晴らしい人々に出会えたからね」としつつ、「世界最高のクラブでプレーするのは僕の夢だったんだ」と語っている。

最後に、一部で伝えられた復帰の可能性について問われると「なにもないよ。ナンセンスな話はこれまでも聞いてきたけど、移籍市場の一部だよね。確かにベルギーのクラブではプレーしたことがないし、素晴らしい話かもしれないけど、それは起こらなかった」と否定した。

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